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欧州サッカーPRESSBACK NUMBER
「クボが街角で神対応。弟とも」「怒りのゴールを謝罪…バルサ戦後に監督ベタボメ」スペイン通外国人記者が知る久保建英“ソシエダで愛される素顔”
text by
セルヒオ・レビンスキーSergio Levinsky
photograph byDaisuke Nakashima
posted2025/01/20 17:01
2025年のスタートを快調に切った久保建英。外国人記者の視点で斬る
チームを勝利に導くプレーや責任感のある発言はもちろん、写真やサインの要求にもフレンドリーに応じているからだ。また、サン・セバスティアンの街角でも頻繁に人々に声をかけられ、その度に笑顔で対応している。傍に弟の瑛史──レアル・ソシエダの下部組織に所属──を連れ、この兄弟と同じ川崎市出身の日本人シェフ(偶然にも久保と同じ学校に通っていたという)が働くレストランで食事をすることも多いようだ。
物議の“ゴール後怒りの咆哮”…監督に謝っていた
真剣さと遊び心を併せ持つ久保が、多くのファンのハートを掴んでいったように、監督の信頼も自らの力で勝ち取っていった。前述したエスパニョールとのラ・リーガ第2節ではベンチスタートとなり、スコアレスの67分に投入され、その13分後に決勝点を挙げると、「やってやったぞ!」と言わんばかりに怒りの咆哮を上げた。その矛先はアルグアシル監督に向けられたものだったが、両者の間にわだかまりはなさそうだ。
「彼(久保)はいつも模範的な振る舞いをするし、あのセレブレーションについては謝ってきたよ」と地元のバスク地方出身の53歳の指導者は明かした。
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「こんな選手が自分のチームにいてくれて、本当によかった。時に私が彼を休ませるのは、シーズンを通してコンディションを崩してほしくないからなんだよ」
ちなみに今季のプレミアリーグには4人のバスク地方出身の監督がおり(アーセナルのミケル・アルテタ、アストン・ビラのウナイ・エメリ、ボーンマスのアンドニ・イラオラ、ウェストハムを解任されたばかりのジュレン・ロペテギ)、さらにレバークーゼン指揮官のシャビ・アロンソが昨季のブンデスリーガで無敗優勝を遂げたこともあり、スペイン北部のこのエリアは名将の特産地として注目を集めている。
EL直近の2試合でも久保の活躍が光った
アルグアシル監督はリーグ戦とヨーロッパリーグを見据えて、ローテーションを考慮に入れているようだが、後者の大会では久保を休ませた第1節のニース戦はドロー、後半開始から投入した第2節のアンデルレヒト戦では敗北。以降は全4試合に先発させ、勝ち点9を積み上げて、目下12位につけている(ラウンド16にそのまま進出できる8位と1ポイント差。9位から24位まではプレーオフへ回る)。
とりわけ最近の2試合では、久保の活躍が光った。