「じつは巨人、結構フラれたよね」大山悠輔、石川柊太だけでなく…巨人が獲得失敗したFA大物。NHK解説者が予想「それでもマー君は10勝できる」「巨人は優勝候補」 

「今回のオフで巨人は12球団で一番補強に力を入れたと思うけど、結構フラれたよね。石川柊太（元ソフトバンク）はロッテに行ったし、大山悠輔は阪神に残留。ひと昔前ならみんな巨人に行きたがっていたのに、今はそういう時代じゃないんだと改めて感じるようなオフだったね」

昨年11月末、チーム残留を表明した阪神・大山悠輔（30歳）　©JIJI PRESS

　巨人は以前にも山崎福也（現日ハム）、森友哉（現オリックス）の獲得に乗り出したが、いずれも失敗している。巨人で現役を引退すれば、テレビ解説者などに進みやすく、セカンドキャリアに有利と言われたが、「テレビ中継が少ないから、もう関係ない」（武田氏）のだそう。

「とはいえ、補強で目立ったのは巨人とソフトバンクくらいで、やはり球界での力は健在。今の段階では来年のセ・リーグは巨人が優勝候補だと思うよ。あとはDeNAがどこまで勝てるかだけど、先発の濱口遥大がソフトバンクに行った穴は大きいと思う。明治大学の後輩の伊勢大夢がリリーフから先発に転向するらしいが、彼はボールはいいけど、まだどうなるかわからない。この前、会った時に『お前、それ20代の腹じゃねえぞ。あんまりビール飲むな』とは言っといたよ。もう少し体を絞って、オープン戦で結果を出してほしいね」

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　中日、阪神も監督が代わり、ファンの期待は高まっている。また田中も日米通算200勝まであと3勝。来シーズンのセ・リーグはどんな様相になるのか、楽しみにしたい。後編では、ソフトバンクやメジャーの補強について武田氏に聞いていこう。

＜続く＞