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英国紙が批判「カマダは存在感が薄い」“天才”鎌田大地がクリスタルパレスで苦しんでいる「自分が想像していたサッカーではない」現地記者に本音を語った

posted2024/12/25 17:45

 
英国紙が批判「カマダは存在感が薄い」“天才”鎌田大地がクリスタルパレスで苦しんでいる「自分が想像していたサッカーではない」現地記者に本音を語った<Number Web> photograph by Getty Images

プレミアリーグ1年目の鎌田大地(28歳)。「推定年俸10億円以上」クラブにとっても大きな投資のため厳しい声もある

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田嶋コウスケ

田嶋コウスケKosuke Tajima

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 鎌田大地が、クリスタルパレスで苦戦している。

 鎌田がプレミアリーグに参入したのは夏の移籍市場。イタリアのラツィオでの契約満了に伴い、移籍金ゼロでクリスタルパレスに加わった。

地元紙「カマダは存在感が薄い」

 折しもクリスタルパレスでは、昨季プレミアで10ゴールを挙げたマイケル・オリーセがバイエルン・ミュンヘンに移籍。エースがチームを離れ、ベテランアタッカーのジョーダン・アユーがレスターに、守備の柱だったヨアキム・アンデルセンもフラムに籍を移し、戦力低下が懸念されていた。こうした状況で獲得されたのが鎌田だった。

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 また、フランクフルト時代の恩師オリバー・グラスナーが今年2月にクリスタルパレスの監督に就任し、昨シーズンの戦いで好成績を収めたことも、鎌田への期待を高めることになった。グラスナーと鎌田は、フランクフルト在籍時の2021−22シーズンに欧州リーグで優勝。教え子の鎌田は、翌2022−23シーズンで年間16ゴールを記録した。グラスナー監督の下、新戦力の鎌田がどんな活躍を見せてくれるのかと、サポーターは小さくない期待を抱いていたのだった。

 ところが鎌田は、プレミアリーグの17節まで先発出場が8試合に留まっている。リーグ17試合の内の3試合は退場処分による出場停止での欠場だったが、ベンチスタートが6試合もあり、レギュラーの座を掴んでいるとは言い難い。そのせいだろうか。獲得時の期待が高かった分、地元メディアから「存在感が薄い」、「ファンは魅了されていない」といった厳しい意見も出るようになった。

「難しいという感じです」鎌田が語った本音

 しかし現地でクリスタルパレスを取材していると、こうした意見は短絡的であるように見える。もちろん、期待の新戦力に対し落胆の声をあげることは間違っていない。だが分かりやすく言えば、チームのプレースタイルと、鎌田のそれがまったく合っていないのだ。

【次ページ】 「難しいという感じです」鎌田が語った本音

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