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「オオタニは言い訳できない」ロバーツ監督、異例の苦言のウラ側…大谷翔平と監督の信頼関係、ドジャースのエースが明かす「ショウヘイにも公平なんだよ」 

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田中仰

田中仰Aogu Tanaka

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posted2024/11/02 11:00

「オオタニは言い訳できない」ロバーツ監督、異例の苦言のウラ側…大谷翔平と監督の信頼関係、ドジャースのエースが明かす「ショウヘイにも公平なんだよ」<Number Web> photograph by KYODO

リーグ優勝直後、デーブ・ロバーツ監督(52歳)の頭からビールをかける大谷翔平

「驚くほどに、優秀だ。それは間違いないね。感情的になったり、選手に声を荒げたりしたことは一度も見たことがない。メンタル面で非常に安定しているんだよ。何より彼の強みは、選手とのコミュニケーションスタイルにあると思う。ケガしている選手のことも公平に見てくれているのがわかって、それがモチベーションを高めてくれるんだ。他の選手もこう思っているはずだよ。デーブのためにいいプレーをしたい、と」

 つまりはフェアなのか? そう尋ねると、グラスノーは大きくうなずく。

「そのとおりだ。本当にそうだね、彼はフェアなんだよ」

ロバーツ監督の苦言を読み解く

 ドジャースの中継ぎの一人、ライアン・ブレイシア(37歳)もグラスノーの意見に同調する。

「クラブハウスのすべての選手に対して、デーブは同じように接する。ショウヘイに対しても同じだね」

 “ショウヘイ”の名前が出たのは、質問した筆者が日本人とわかったうえでの発言かもしれない。いずれにせよ、大谷やムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンら超一流選手がそろうドジャースの特徴に、監督の公平性が挙げられることは間違いない。再びグラスノーの言葉だ。

「(監督が)すべての選手に対して接し方が同じという点は、ショー(大谷)がチームに溶け込むのに貢献したと思う。もちろん、彼の人柄ならどこでもうまくやれるだろうけどね」

 事実、ポストシーズン中もロバーツは大谷の走塁について苦言を呈した。メッツとのリーグ優勝決定シリーズ第5戦で、三塁ランナーだった大谷がテオスカー・ヘルナンデスの遊ゴロで本塁に帰ってこなかったプレーについて、「よくわからない。グラウンドの中央にまでボールは飛んでいた」「あの状況ならショーヘイは走らないといけない。でも止まってしまった。言い訳はできない」とテレビ中継で言及したのだ。こうしたロバーツの態度が、じつは大谷を助けていたことがグラスノーの言葉から読み取れる。

<続く>

#2に続く
「あれはオオタニがテオスカーを気遣ったんだ」ドジャースの控え捕手が語る“大谷翔平の優しさ”「オオタニはスターだし…緊張したよ」チームメイトの証言

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