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33歳のキャリアハイは通過点。菊池雄星は「まだまだ行ける」。

posted2024/10/21 09:00

 
33歳のキャリアハイは通過点。菊池雄星は「まだまだ行ける」。<Number Web> photograph by Getty Images

菊池はメジャー6年目で初の優勝。WSで大谷との「花巻東対決」が見られるか

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四竈衛

四竈衛Mamoru Shikama

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 9月25日。今季の公式戦最終登板を終えたアストロズ菊池雄星は、疲労感をのぞかせることもなく、いつもの試合後と同じように、穏やかな表情で投球を振り返った。

「すべての球種が良かったですし、ポストシーズンへ向けて、すごくいいフィーリングで終わることができたと思います」

 契約最終年の今季、トレード期限の7月下旬に、ブルージェイズからアストロズへ移籍した。先発陣の軸として期待する首脳陣からは、技術的な変化ではなく、豊富なデータを基盤とした配球への対応と、発想の転換を促された。具体的にはスライダーの割合を大幅に増やし、「自分が投げたい球」以上に、「打者が嫌がる球」で仕留めるスタイルへ修正した。その結果、菊池の登板日のチーム成績は9勝1敗、菊池個人も5勝1敗と、地区4連覇の原動力となった。

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