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「英語もスムーズだけど…」河村勇輝がNBA記者を感心させた言動とは?「カワムラは才能があるよ」今季は“下部リーグ行き濃厚”も笑顔なワケ
posted2024/10/04 17:01
text by
杉浦大介Daisuke Sugiura
photograph by
AP/AFLO
まずは「つかみはOK」といっていいのではないか――。
メンフィス・グリズリーズとエグジビット10契約を結んだ河村勇輝(23歳)のNBAへの挑戦が本格的にスタートした。本拠地のメンフィスで催された9月30日のメディアデイを経て、10月1日からテネシー州ナッシュビルで始まったトレーニングキャンプでも元気な姿を見せている。
「すごく充実した毎日を送れている。キャンプが始まって、今日は1日目でしたけど、自分にできたことがあれば、できなかったこともあった。すごくいい収穫のある一日になったんじゃないかなと思います」
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初日終了後のそんな自信に満ちた言葉通り、17番を背負うことになった河村は伸び伸びと日々を過ごしている印象がある。メディアに公開された時間帯の練習時にはコーチ陣の指示に従いながら、攻守のフォーメーションを確認。締めくくりには同じくエグジビット10契約選手のアルマンド・ベイコットとゲーム形式のシューティングを行い、頻繁に楽しそうな笑みを浮かべていた。
スーパースター、モラントも評価「とても速い」
まだ始まったばかりだが、172cmという小柄な身体でみせる小気味いいプレーの評判は上々。9月21日には渡米し、施設でのトレーニングを始めていたとあって、チームには十分に馴染み始めている。中でもブラジル人のマオジンハ・ペレイラとはキャンプ初日後に食事に行くほど仲良くなったとか。鋭いプレーと持ち前のコミュニケーション能力で存在感を発揮する河村を、オールスター2度出場のグリズリーズのスーパースター、ジャ・モラントも絶賛していた。
「良い選手だ。素晴らしいよ。約1週間前に施設がオープンすると同時に合流し、すぐにフィットした。フルコートで動き、とても速い。正しいプレーをするし、競い合う。これまで見てきたものを気に入っている。才能があるよ」