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トム・クルーズ登場「度肝を抜かれた!」けど…パリ五輪閉会式、ブラジル国内の評価が率直すぎ「衣装…カーニバルそっくりじゃね?」
posted2024/08/16 06:01
text by
沢田啓明Hiroaki Sawada
photograph by
AFP/JIJI PRESS
8月11日夜(現地時間)に行なわれたパリ五輪閉会式は、ブラジルでも開会式に続いて地上波、ケーブルテレビ、そしてYouTubeで同時中継された。
中継したテレビのアナウンサーは、「五輪の閉会式は、開会式よりもシンプルになるのが通例だ。しかし、今回はフランスの豊かな文化、長い歴史と伝統を踏まえての歌とダンスなどの多彩なパフォーマンスに加え、2028年ロサンゼルス五輪へのバトンタッチの意味から、アメリカが誇るエンターテインメントがたっぷりと披露された。それゆえ、豪華で彩り豊かなセレモニーとなった」と高く評価した。
五輪マーク完成は「幻想的にして荘厳な雰囲気」
スポーツ専門テレビ局「ESPNブラジル」の電子版は、閉会式について詳細にコメントした。
セレモニーの冒頭、パリのトュイルリー公園でフランス人の女性歌手がシャンソンの名曲「パリの空の下」を熱唱。競泳で金メダル4個、銅メダル1個を手にした「フランスのマイケル・フェルプス」ことレオン・マルシャンが公園内に設置されたバルーンに納められていた聖火をランタンに入れ、閉会式の会場であるスタッド・ドゥ・フランスへと向かうと、「彼はこの大役を果たすに値する見事な活躍をした」とコメントした。
上空に伸びるピアノが演奏される中で、総勢100人を超えるダンサーが五輪のシンボルである5つの輪を模したモニュメントの周辺で踊り、最後は5つの輪が上空へと浮かび、空中で五輪のマークが完成した場面では、「幻想的にして荘厳な雰囲気を醸し出した」とコメントした。
トム・クルーズの登場に「度肝を抜かれた」
そして、五輪旗がパリ市長からトーマス・バッハIOC会長を経てロサンゼルス市長へ渡され、アメリカ人の女性歌手がアメリカ国歌を朗唱。その直後、場内が暗くなった後、アメリカの人気俳優トム・クルーズがスタジアムの天井に姿を現わし、映画「ミッション:インポシブル」の音楽に乗って約50mもの高さからワイヤーでピッチへ降りてくると……。