開会式では「ジーコの盗難騒動」も

　今回のパリ五輪でブラジルが獲得したのは、金メダル3個、銀メダル7個、銅メダル10個の計20個。東京大会の金7、銀6、銅8の計21個を下回り、国別では20位だった。

　国民の最大の関心事であるフットボールでは、2大会連続で優勝していた男子が南米予選で敗退して参加すらできなかったが、女子が準々決勝以降、開催国フランス、昨年のワールドカップの覇者スペインを撃破して決勝まで勝ち上がり、アメリカに敗れはしたが銀メダルを獲得したのが救いだった。

©Tetsuya Higashikawa/JMPA

　開会式では病を抱えるセリーヌ・ディオンの「愛の讃歌」や、日本人アスリートのコメントに感銘を受けるとともに、開会式に出席予定だったジーコの“盗難騒動”が話題になったが――日本とは地球の反対側にあるブラジルも、開会式と閉会式の報道は盛り上がっていた。

＜開会式編につづく＞