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パリ2024で活躍するTEAM JAPANを東京・日本橋から応援! 大久保嘉人、木村沙織2人のオリンピアンがTEAM JAPAN応援イベントに登場。
posted2024/08/02 17:00
text by
福田剛Tsuyoshi Fukuda
photograph by
Yuki Suenaga
「速い、速い、頑張れ!」「もうちょっとだ! いいぞ!」
アテネ2004にも出場した元サッカー日本代表大久保嘉人、バレーボール日本代表としてロンドン2012で銅メダルを獲得した木村沙織。2人のオリンピアンが声援を送るその先には、笑顔で大型アスレチックに挑戦する子どもたちの姿があった。
日本橋の街に巨大なアスレチック施設が誕生
パリ2024の開会式を翌日に控えた7月25日、『あと1日!三井不動産 TEAM JAPAN 応援イベント』が開催された。会場となったのは、TEAM JAPANゴールド街づくりパートナー・三井不動産が、コレド室町テラス 大屋根広場に設置した『がんばれ!スタジアムpresented by 三井不動産』だ。未就学児から小学生を対象にしたこの巨大アスレチック施設には、バスケットボールやバレーボールなどを飛び越える『ボールぴょんぴょん』、表彰台を模した『表彰台の丘』といったオリンピックをモチーフにした全13種目の遊具が揃う。子どもたちに運動することの楽しさを体感してもらい、オリンピックへの関心を高める。
この日のイベントには大久保、木村に加え、アンタッチャブルの柴田英嗣が登場。トークセッションでは、TEAM JAPANのジャージに袖を通した3人がオリンピックの見どころを語った。
木村が注目するのはやはりバレーボール。「男子は石川祐希選手、女子は古賀紗理那選手が注目です。エースでキャプテンの2人の活躍に期待しています。あとは女子では岩崎こよみ選手。大抜擢されて、古賀選手とも息がぴったりですし、チームを引っ張ってくれる存在です」
この日の早朝には、サッカーU-23日本代表の初戦が行われパラグアイに5-0と圧勝。「パラグアイは優勝候補のひとつですよね」という柴田からの問いかけには「そうなんです。南米予選を1位で通過したチームに5-0なら、ほぼ日本が優勝みたいなものです」と、大久保が応える場面もあった。
『がんばれ!スタジアム』では、参加者全員にオリジナルピンバッジがプレゼントされるタイムトライアルを、毎日16時~17時に実施する。好成績の上位10名は、会場内の記録ボードにその名を刻むことができる。本来は12歳までが対象のイベントだが、この日は特別に3人も挑戦。子どもたちのタイムが1分台のところ、1番手の柴田が37秒、木村が33秒、大久保は26秒とアスリートのプライドを見せた。「小さいサイズなので楽勝かと思ったら、普通にきつくて息が切れました(笑)。子どもたちは本当に楽しめると思います」。
こんなに走ったのは久しぶりという木村は「怪我をしないように地面が柔らかくなっていたり、マットになっているところもありました。楽しみながら、オリンピックを身近に感じてもらいたいです」と感想を語った。