NumberPREMIER ExBACK NUMBER
《スペシャル対談》三笘薫×石川祐希が語る“海外でナメられない意識”「性格もずいぶん変わった(三笘)」「自分の方が強いと証明するために(石川)」
text by
石井宏美Hiromi Ishii
photograph byTakuya Sugiyama
posted2024/07/18 17:00
初対談となった三笘薫と石川祐希。サッカー、バレーボール、それぞれの代表のエースだ
石川 日本代表のときはさすがに少し気を遣うところもありますが、クラブシーズンでは僕もまったく気を遣わないですね。感情表現も含めて、海外に行く前と後ではだいぶ変わったと思います。いいのか悪いのかは別として、思ったこともバンバン言うようになった。もし海外経験がないままだったら、変えられていなかったと思います。なめられないためにも、自分の方が強いと証明するためにも、そこは変化させるべきだと今は考えています。
海外が夢だった三笘、考えてもいなかった石川。
――三笘選手は'22-'23シーズンにイングランド1部・ブライトンでプレミアデビューし、石川選手は'14年からイタリア・セリエAでプレーしています。海外でのプレーを決断したのはなぜでしょうか。
三笘 海外でプレーすることは幼い頃からの夢でしたし、目標でした。その目標をぶらさず、やるべきことをやってきたことが結果的に繋がったのかなと思います。
石川 僕はもともと海外でプレーする発想がなかったので、大学卒業後は日本の企業でバレーを続けると思ってたんです。それが大学1年のときにたまたまオファーがあってモデナ(イタリア)に行って。その時もあまり深く考えず、シンプルに「行きたいです」と、自分の気持ちに素直に従っただけというか(笑)。
三笘 大学生でそういう決断をするってすごいことですよね。普通は怖いですよ。
石川 結果的にそれがきっかけで世界を見るようになったんです。あのときイタリアに行っていなかったら、今も日本でプレーしていたかもしれません。
三笘 そこで自分の身を任せられるということ自体がすごいと思います。
石川 サッカーは、かなり前から海外挑戦がスタンダードになっていましたよね。
【続きを読む】サブスク「NumberPREMIER」内の【対談】三笘薫と石川祐希が語り合った「海外で成功するため」の“最後のピース”、そして代表への熱量《「車で音楽をかけて歌う」のはどちら?》で、こちらの記事の全文をお読みいただけます。