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アクシデントもなんのその。山本由伸のぶれない視線。

posted2024/06/14 09:00

 
アクシデントもなんのその。山本由伸のぶれない視線。<Number Web> photograph by Getty Images

6勝はチームトップタイ。ナ・リーグ西地区首位のチームを支える(6月4日現在)

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四竈衛

四竈衛Mamoru Shikama

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 オリックス時代のように、相手を圧倒するような快投ではなかったかもしれない。それでも、ドジャース山本由伸は6月1日、6回1失点と踏ん張り、今季12試合目の先発で6勝目を挙げた。

「粘りの投球ができたので、何とか抑えられたかなと思います」

 現時点で完璧を求めているわけではない。入団直後、「僕は未完成」と話したように、開幕から一気にトップギアに上げるのではなく、着実に足場を固めていくペースを、予めイメージしていた。

 韓国・ソウルでのデビュー戦では、1回5失点とKOされた。緊張するはずの前夜、同僚大谷翔平の元通訳・水原一平氏の違法賭博問題が発覚するなど、平常心で登板できる状況には程遠かった。だが、山本が外的な要因を言い訳にすることはなかった。

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