王貞治868本、野村克也657本、門田博光567本、山本浩二536本、清原和博525本、落合博満510本、張本勲504本、衣笠祥雄504本、清原を除く全員が殿堂入りしている。

　中村剛也は現在1774安打。2000本はやや厳しいが、500本塁打をクリアすれば、本塁打王6回、打点王4回というタイトルホルダーでもあり、歴史的評価を得られるのではないか。

　昨年は17本塁打。今年は難しいかもしれない。ただ42歳になる来年にはクリアできるのではないか。

1000打点、高い成功率での300盗塁が狙えるのは？

・1000打点 過去49人
　中島宏之（中）41歳994打点 あと6点（今季0点）
　栗山巧（西）40歳903打点 あと97点（今季1点）
　丸佳浩（巨）34歳875打点 あと125点（今季2点）
　柳田悠岐（SB）35歳864打点 あと136点（今季9点）

　1000打点は強打者の勲章だ。王貞治の2170打点を筆頭に49人が達成している。現役では中村剛也（西）1342打点、浅村栄斗（楽）1074打点、中田翔（中）1066打点、坂本勇人（巨）1007打点の4人が達成している。

　2000本安打は厳しい中島だが、1000打点はクリアできるか。この顔ぶれでは丸、柳田は来年以降に達成可能だろう。

中島（左）は中田に続く1000打点を達成できるか　©JIJI PRESS

・300盗塁 過去31人
　大島洋平（中）38歳266盗塁 あと34（今季0）
　荻野貴司（ロ）38歳260盗塁 あと40（今季0）

　福本豊の1065盗塁を筆頭に過去31人が達成している。現役では西川遥輝（ヤ）が332盗塁しているが、今季は同い年の2人がクリアする可能性がある。2人とも38歳。昨年、盗塁数は一けたに落ちたが、奮起してもらいたい。

　ところで筆者が盗塁で注目しているのは「成功率」だ。1945年以降で通算200盗塁以上している79人の盗塁成功率5傑は、以下のようになっている。

1.西川遥輝/率.838（332盗64死）
2.鈴木尚広/率.8290（228盗47死）
3.広瀬叔功/率.8289（596盗123死）
4.荻野貴司/率.825（260盗55死）
5.松井稼頭央/率.819（363盗80死）

　かつては豊田泰光（率.640、215盗121死）のように失敗を恐れずに走る選手は「積極性がある」と言われたが、セイバーメトリクスが普及してから成功率が低い選手は走るべきではない、という考えが主流になってきている。成功率上位には広瀬を除いて21世紀の選手が並んでいる。

周東、イチローの盗塁成功率が凄まじい

　実は近いうちに、この数値のトップに躍り出そうな選手がいる。

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