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スポーツ百珍BACK NUMBER
ドラマ『不適切にもほどがある!』話題なので大調査「ダルと本田圭佑らは86年生まれ…五輪メダルも爆増!」日本代表が“38年で超進化”
text by
茂野聡士Satoshi Shigeno
photograph byTBS
posted2024/03/23 20:01
『不適切にもほどがある!』の純子。“1986年から38年後”へと訪れた彼女たちの目に、2024年という時代はどう映っただろうか
<1984年ロサンゼルス五輪>※シンクロナイズドスイミング(シンクロ)は現在のアーティスティックスイミング
金メダル10(柔道4、体操3、レスリング2、射撃1)
銀メダル8(レスリング5、体操3)
銅メダル14(体操・重量挙げ各3、レスリング・シンクロ各2、柔道・自転車・バレー・アーチェリー各1)
<1988年ソウル五輪>
金メダル4(レスリング2、柔道・競泳各1)
銀メダル3(レスリング2、射撃1)
銅メダル7(柔道3、体操・シンクロ各2)
<2021年東京五輪>
金メダル27(柔道9、レスリング5、スケートボード3、競泳・体操各2、卓球・ソフト・フェンシング・ボクシング・空手・野球各1)
銀メダル14(柔道2、体操・競泳・陸上・サーフィン・スケートボード・レスリング・空手・スポーツクライミング・ゴルフ・バスケ・自転車・卓球各1)
銅メダル17(体操・卓球・ボクシング・アーチェリー各2、スケートボード・柔道・サーフィン・重量挙げ・バドミントン・レスリング・陸上・スポーツクライミング・空手各1)
夏季五輪は種目数が増えがちという傾向があるとはいえ、強化が進んだ21世紀に入ってから明らかにメダル獲得数は増えていて、自国開催だった3年前には数多くの競技でメダル獲得を成し遂げた。
いわゆる〈お家芸〉である柔道・体操・レスリングはもちろんのこと、スケートボードや卓球などの〈シン・お家芸〉ができているのが分かる。なお『不適切にもほどがある!』では第8話で、スケボーが“物語のポイント”となっていたわけだが……。
純粋なメダル獲得数だと冬季が飛躍的だった
純粋なメダル獲得数で言えば、夏季以上に伸びているのが冬季競技である。
<1984年サラエボ冬季五輪>
銀メダル1(スピードスケート)
<1988年カルガリー冬季五輪>
銅メダル1(スピードスケート)
<2022年北京冬季五輪>
金メダル3(スノーボード・スキージャンプ・スピードスケート各1)
銀メダル6(スピードスケート3、フィギュアスケート・スキージャンプ・カーリング各1)
銅メダル9(フィギュアスケート3、スノーボード・ノルディック複合各2、スピードスケート・モーグル各1)
80年代の冬季五輪はメダル獲得すら難しかったことが、改めてわかる。そこから30数年の時を経てスピードスケートやフィギュア、スキージャンプといった人気競技はもちろん、スノーボードやカーリングなどの新たな競技が台頭してきているのは夏季と同じだ。
わたがし、りくりゅう、eスポーツ…時代は進む
アスリート全体の傾向を見ても興味深い。