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「タカちゃん、塁、雄太がそろえば…」NBAで生きる渡邊雄太の“価値”とは？ Bリーグ島田チェアマンが確信「塁が復帰しても影響力は変わらない」
posted2024/03/13 17:00
NBAオフィスを訪れ、渡邊雄太（29歳）らと日本代表選手たちと対面したBリーグの島田慎二チェアマン
text by
杉浦大介Daisuke Sugiura
photograph by
Shnji Shimada
Bリーグの島田慎二チェアマンが3月上旬、アメリカを来訪。NBAオフィスを視察、ゲームも観戦し、渡邊雄太や八村塁、ニューヨーク・ニックスのアシスタントコーチを務める吉本泰輔らとも対面した。
日本バスケットボール協会副会長も務める島田チェアマンは3月4日、ブルックリンで渡邊と言葉を交わした際、日本代表の一員として臨むパリ五輪への熱い思いに胸を打たれたという。
NBAでの渡邊は今季、シーズン途中にフェニックス・サンズからメンフィス・グリズリーズに移籍。故障や不振で思い通りにならないシーズンを過ごしていることもあり、今季後に迎える五輪への思いは余計に強いはずだ。今回は島田チェアマンに今後の日本代表について尋ね、その中心人物であり続けるはずの渡邊の存在価値とパリ五輪への期待感を語ってもらった（以下、島田チェアマンの一人語り）。
日本バスケットボール協会副会長も務める島田チェアマンは3月4日、ブルックリンで渡邊と言葉を交わした際、日本代表の一員として臨むパリ五輪への熱い思いに胸を打たれたという。
NBAでの渡邊は今季、シーズン途中にフェニックス・サンズからメンフィス・グリズリーズに移籍。故障や不振で思い通りにならないシーズンを過ごしていることもあり、今季後に迎える五輪への思いは余計に強いはずだ。今回は島田チェアマンに今後の日本代表について尋ね、その中心人物であり続けるはずの渡邊の存在価値とパリ五輪への期待感を語ってもらった（以下、島田チェアマンの一人語り）。
盛り上がる男子バスケ「海外組の合流も楽しみ」
現在の日本ではバスケットボール、ならびにバスケ日本代表のステイタスが以前より上がっているのを感じています。少し前までは五輪、W杯で1勝もできず、8連敗だったのが、去年のW杯で3勝という結果を出すことができました。W杯はテレビの視聴率ランキングのトップに幾つも入るような盛り上がりで、ブレイクした感があります。
その後、テレビの地上波で放送された先日の中国戦でも88年ぶりに勝利を挙げ、アメリカ組がいなくても結果を出せたことでまた新たな手応えが感じられたと思います。Bリーグのスタンダードがそもそも上がっていると思うんですよ。W杯のあと、90％くらいのゲームが満員ですから。こうしてファンにしっかり見てもらえて、海外からもいい選手が来て、みんながどんどん力をつけています。
パリ五輪に向けて、特に代表選手に選ばれそうな選手たちは志を高く持ってやっているので、かなり伸びてきている印象です。それに加えて、（渡邊）雄太、（八村）塁だったり、（富永）啓生もそうですけど、アメリカ組が合流する時が本当に楽しみです。
