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《ライバル対談》「2時間3分30秒で走れるつもり」相澤晃と伊藤達彦が語り合ったマラソンへの強い意志「僕はトリッキーな選手になりたい」 

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涌井健策(Number編集部)

涌井健策(Number編集部)Kensaku Wakui

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photograph byTomosuke Imai

posted2024/02/23 17:00

《ライバル対談》「2時間3分30秒で走れるつもり」相澤晃と伊藤達彦が語り合ったマラソンへの強い意志「僕はトリッキーな選手になりたい」<Number Web> photograph by Tomosuke Imai

箱根駅伝2区のデッドヒートから自他ともに認めるライバルとなった相澤晃(左)と伊藤達彦

「保守的なレースではなくて、一気に、根性的に飛び出していくようなレースがカッコいいなと思うんです。2019年のMGCで設楽悠太さんが飛び出したのが一番印象に残っていて、トリッキーというか、そういう選手になりたいです」

 一方の相澤からは抽象的なイメージと、具体的なタイムが飛び出した。

「新しいマラソンをしたいですね、うまく言葉にできないんですけど、圧倒的というか。それと旭化成に入る時に、宗猛監督から『2時間3分30秒で走れる』と言われているので、自分の中ではその気でいます。その気でいるだけですけど(笑)、でも、ちゃんと段階を踏んでいくことを大切にしたいな、と」

 ライバルの言葉に伊藤がすかさず被せた。

「じゃあ、僕は2時間3分29秒です!(笑) 正直、イメージは湧かないんですけど、最初は怖いもの知らずでいけると思うので」

「ランニングデート」と呼ばれることへの意外な感想

 今回の90分の対談では、そのほかにも

●お互いの共通点と全く違う部分
●もう一度箱根駅伝を走るなら何区を希望する?
●一緒だった欧州遠征中に相澤選手が伊藤選手に教えた本について
●現時点で2人がロードよりもトラックを走るのが好きな理由
●1万mで目指すパリ五輪への具体的な道程
●いま「推している」アーティストについて
●「ランニングデート」と呼ばれることへの意外な感想

   など、多岐にわたるテーマについて語ってくれた。また、2人の人間的な魅力が詰まっており、トップランナーとして戦うからこその「友情」を感じられるものになった。

 真のライバルとして、「ランニングデート」を日本中に披露する2人が、今年のパリ五輪、そして2025年以降のマラソンシーンを牽引していくことを期待したい。

【動画を見る】独自コンテンツも充実のサブスク「NumberPREMIER」内の「ランニングデートは嬉しい」相澤晃&伊藤達彦が語り合った箱根駅伝2区と5区、大迫傑、そして「次は僕らが主役」【対談アーカイブ動画90分】で、紹介した動画をご覧いただけます。

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