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出産、シード落ち、10年優勝なし「そろそろ引退したら?と思う人もいる」それでも、横峯さくら(38歳)が“プロゴルファー”にこだわる理由
text by
南しずかShizuka Minami
photograph byShizuka Minami
posted2024/02/20 06:00
1月、練習場で黙々とボールを打っていた横峯さくら。今シーズンに向けた意気込みを語った
横峯にとって、すでに推薦での出場が決まっているツアー3戦目の「Vポイント×ENEOSゴルフトーナメント」(3月15日〜17日)が今季初戦と目されるが、状況に応じては早まる可能性もあるかもしれない。
ただ、「いつ始まってもいいように」と話した通り、新シーズンに向けて手応えを感じている。
「もちろん、(プロである以上は)結果が出なかったら楽しめないし、ちゃんと修正していかなきゃいけないっていうのはあるんですけど、また、そうなった時に、どう対応していくのかっていうのも今年は試してみたい」
国内でのツアー優勝は、2014年の大王製紙エリエールレディスオープンを最後に遠ざかっている。言わずもがな、目標は10年ぶりの頂点だ。
「できれば複数回優勝したいですね」
そうキッパリ言い切る横峯の表情が頼もしかった。