スポーツ名言セレクションBACK NUMBER
「ショウヘイは生まれながらにして…」大谷翔平“キャンプから愛されまくり”な超才能「信じられない」トラウトら“エ軍の元仲間”が感嘆した日
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byJIJI PRESS/Nanae Suzuki
posted2024/02/14 11:06
キャンプで汗を流すドジャース大谷翔平。エンゼルス時代からその才能は関係者を感嘆させてきた
18年から23年の6シーズンで残した「打率.274、171本塁打437打点、86盗塁/OPS.922」という成績は証明の1つだろう。
そんな大谷の中で唯一数字が振るわなかったシーズンは、新型コロナ禍によるショートシーズン(60試合制)となった2020年だった。打率.190、7本塁打24打点の結果に終わり、投手復帰シーズンとしても2試合の登板に終わったこともあり、2021年はどうなるかとみられたが……キャンプから「オフもずっとやっていましたし、去年より全然いいと思います。体調もいいです」と手ごたえを口にしていた。
記者の見立て通りの2021年メジャーMVP
打撃面では軸足の左足に重心を乗せることを意識した新たな打撃フォームに着手。さらに現場で取材した記者・笹田幸嗣氏によると上半身、さらには下半身のたくましい肉体にも磨きがかかっていたという。
「あとは実戦の中でどういう風に見るかが大事かなと思っていますね」
こう冷静に開幕に準備を進めていった大谷について、笹田氏は〈本来の体調と感覚を取り戻せば、大谷翔平が持つ異次元の才能が発揮されるのは間違いない〉と評していた。
その見立て通り、シーズンが開幕すると大谷の打棒、そしてピッチングは冴えわたる。打者としてキャリアハイの46本塁打、さらには投手としても9勝2敗、156奪三振、防御率3.18の好成績を残して初のア・リーグMVPに輝く礎となった。
同僚と仲睦まじい姿を見せる一方で…
<名言3>
去年よりずっとリラックスしているし、自信があるように見えるね。
(ジャック・メイフィールド/NumberWeb 2022年3月26日配信)
https://number.bunshun.jp/articles/-/852525
◇解説◇
MVPプレーヤーとして迎えた2022シーズン、大谷はエンゼルスキャンプ初日からそのパワーを見せつけた。屋外でのフリー打撃でポンポンと柵越えをするバッティングに、多くのファンがホームランボールを取ろうとフェンス際へと集まったそうだ。