格闘技PRESSBACK NUMBER
堀口恭司「大晦日RIZINで公開プロポーズ」のウラ側…“強制ディズニー”からのゴールイン、榊原CEOは内心ビクビク?「契約への文句かと…」
text by
布施鋼治Koji Fuse
photograph byRIZIN FF Susumu Nagao
posted2024/01/09 17:00
2023年大晦日、初代RIZINフライ級王座に輝いた堀口恭司はリング上で川村那月にプロポーズ。さいたまスーパーアリーナは幸福な空気に包まれた
クレベル・コイケも笑顔で祝福「素晴らしいなぁ」
幸せな気持ちになったのは観客や視聴者だけではない。リング上で公開プロポーズが行われている最中、インタビュールームでは斎藤裕を破ったクレベル・コイケのインタビューが行われていた。話をしている最中に堀口と川村の姿がモニターに映し出されると、状況を察したクレベルは「結婚かぁ。素晴らしいなぁ。おめでとう」と笑顔とともに祝福した。
「堀口のサムライのようなスタイルはリスペクトされるべきだと思います。悲しいことに日本では悪口を言ったり、遅刻したりとルールを守らない選手がいいように扱われていますが、昔ながらの本当の格闘技選手というのを思い出してほしいです」
挙式は2月に日本で行い、川村はビザなどの準備が整い次第、堀口が練習の拠点とするアメリカントップチーム(ATT)のある米国フロリダに転居するという。
以前、堀口と話をした際、海外生活の孤独について聞いたことがあるが、その答えがふるっていた。
「もちろん(米国での生活で)孤独を感じたこともあるし、帰りたいと思ったこともある。でも自分の家族も変わっていて、自分が地元(群馬県)に戻ったとしても温かく迎えるような家族じゃない。仮に帰ったら『なんで帰ってきているんだよ』と追い返されるでしょう。格闘技は結果が全ての世界なので、ATTでやっていないとダメと自分に言い聞かせてやっていますね」
しかし今後は、ジム近くの自宅に帰宅すれば、愛犬ロイとともに愛妻が待っているという生活が始まる。UFC時代を第1期、RIZINでBellatorとの2冠を獲得した時代を第2期とするならば、これから堀口は第3期黄金時代を迎えるのではないか。
「ガハハハッ!」
今年は堀口の高笑いを何度も耳にすることになりそうだ。