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堀口恭司「大晦日RIZINで公開プロポーズ」のウラ側…“強制ディズニー”からのゴールイン、榊原CEOは内心ビクビク?「契約への文句かと…」
text by
布施鋼治Koji Fuse
photograph byRIZIN FF Susumu Nagao
posted2024/01/09 17:00
2023年大晦日、初代RIZINフライ級王座に輝いた堀口恭司はリング上で川村那月にプロポーズ。さいたまスーパーアリーナは幸福な空気に包まれた
有言実行の男・堀口は2ラウンドにリアネイキッドチョークで神龍を下した。
「闘う前のイメージとほぼ一緒でした。組み合ってみて、身体の柔らかさや粘り強さを持っている選手だなと思いました」
一方、敗れた神龍は試合直後には「勝てると思った」と悔しさをあらわにしていたが、その後自身のYouTubeチャンネルに動画を投稿し、映像を見返したうえで堀口の強さに脱帽した。
「改めて堀口選手の方が全部上だと思いました。1ラウンドは僕が取ったと思っていたけど、(堀口は)要所要所でスタミナをあまり使わずに戦っていた。2ラウンドからは急に距離が変わったりもしていた」
つまり堀口は、ラウンドやシチュエーションによってリズムを変えていたということになる。ピッチャーに例えると剛速球派のイメージがある堀口だが、キャリアを積み重ねるとともに緩急自在の軟投派への転身を遂げつつあるということか。
「ディズニーシーに強制連行」も…2人のこれまで
日本のトップファイターとして君臨し続ける男に新たなモチベーションを与えている川村那月は、以前から堀口の大ファンだと公言していた。RIZINの公式YouTubeの「焚火トーク」で共演したほか、自身のYouTubeで一緒にドライブをしたり、「ディズニーはまやかし」と背中を向ける堀口をディズニーシーに強制連行したりして距離を縮めてきた。
初めて川村のチャンネルでコラボしたときには堀口が言葉の意味もわからずに「サランヘヨ~!」と挨拶しているが、川村から「それは(韓国語で)愛しているという意味ですよ」と突っ込まれている。その後、格闘技を好きになりすぎた(?)彼女がグラップリングマッチに挑戦する際には、堀口の教えを受けマットに上がった。
付き合い始めた経緯や交際期間について堀口は「シークレット」と口をつぐむが、2人のやりとりを聞く限り川村の見事な“寄り切り”のような印象も受ける。いや、経緯など下衆の勘繰りだろう。「いいじゃないの、幸せならば」と拍手するしかない。