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韓国監督も脱帽した“侍ジャパン投手陣” 井端監督が評価した3人とは？ 5回完全の早川隆久、7回完封の隅田知一郎に…「根本、ヤバイですよ」
text by
鷲田康Yasushi Washida
photograph byGetty Images
posted2023/11/21 17:37
アジアプロ野球チャンピオンシップの第2戦、韓国を7回まで無失点に抑えた先発の隅田知一郎（24歳）
7回77球での“完封劇”。
「ストライク先行でテンポを意識した。初めての大会でやれることは限られている。自分でやれることを変えずにやってやるぞという気持ちでマウンドに上がりました」
隅田は胸を張った。
隅田のチェンジアップは“大きな武器”になる
今大会では特に球数制限はなかったが来年の「WBSCプレミア12」も、その後のWBCでも厳しい球数制限の中で先発投手はいかに長い回を投げ切れるかが1つのポイントになる。
そのために井端監督が語る「ゾーンの中での勝負」ができるかどうか。そしてそのための武器となる球種を持っているかが国際舞台では問われるところだ。
隅田のチェンジアップは使えるはずだ。
「日本の投手はスライダーが主流で横を広く使える投手は多い。でも国際大会で外国人、特にアメリカや中南米の選手を抑えていくためには前後を使える変化球が必要になってくる。隅田のチェンジアップは大きな武器になると思いますね」
WBCや五輪など国際大会でのコーチ歴の長い村田善則バッテリーコーチも、隅田のチェンジアップに国際大会向きと評価する1人だ。
その隅田を「また一つ成長してくれたんじゃないですかね」と評した井端監督は、早川の快投にも「これで自分のポテンシャルに気づいてくれたら、シーズンでももっと勝てるはずです」と目を細めた。
5回完全ピッチングの早川の評価
豪州戦では先頭のL・スペンス内野手にファウルで粘られてこずったものの、11球目で左飛に打ちとると、そこからエンジンがかかった。
圧巻は3回だ。
