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「これじゃ打てねえわ、と思って…」巨人・坂本勇人34歳が明かす“復活の一球”とは? 腹を括って試した打席で「あ、この感じ、これいいな」 

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石田雄太

石田雄太Yuta Ishida

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photograph byShunsuke Mizukami

posted2023/11/14 17:00

「これじゃ打てねえわ、と思って…」巨人・坂本勇人34歳が明かす“復活の一球”とは? 腹を括って試した打席で「あ、この感じ、これいいな」<Number Web> photograph by Shunsuke Mizukami

サードも守った今季は打率.288、22本塁打、60打点で復活を果たした巨人・坂本勇人(34歳)

 第2打席、エンスに対した坂本はふたたび左足を高々と上げて、初球、エンスのストレートを空振りする。結局、この打席の坂本はエンスの投じた5球、すべて左足を上げて、サードゴロに倒れた。

 そして第3打席、マウンドには左の佐々木健がいて、その初球、またも左足を上げてツーシームを見逃した坂本は2球目、今度は少し足を上げて見送る。3球目、ふたたび左足を高く上げたらチェンジアップにタイミングを合わせることができず、空振りを喫した。

 坂本は、ここで腹を括った。

 4球目、まったく左足を上げなかったのである。チェンジアップをファウルした坂本は5、6、7球目とノーステップを続けて8球目、やはり左足を上げずに佐々木のツーシームを捉えた。結果、ピッチャーを強襲する強い当たりを、弾いた佐々木にうまく処理されてアウトになったものの、坂本はこのとき、ある感覚を得ていた。

【続きを読む】雑誌が読み放題のサブスク「NumberPREMIER」内の「僕も変化していかなきゃダメ」巨人・坂本勇人が語る打席の《空間》…「欲はないって言ってるじゃないですか」<34歳円熟インタビュー>で、こちらの記事の全文をお読みいただけます。

 

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