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「ちょっと目標が低すぎます」石川祐希、4年前の代表監督への“直言”「発言することは、僕の中ではスタンダード」《単独インタビュー/2019年》
posted2023/10/24 17:00
text by
石井宏美Hiromi Ishii
photograph by
Itaru Chiba
昨季、世界最高峰リーグでプロとして戦った手応え。それはあまりにも大きな経験と財産になった。エース・石川祐希が描くプロ2季目、その先の未来図とは。Number993/994号掲載(2019年12月26日発売)掲載の石川祐希「僕がイタリアで戦う意味」より内容を一部抜粋してお届けします。
【記事全文はNumberPREMIERにてお読みいただけます】
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「いろいろな国の選手がいる中での生活は新鮮だし、新たな発見もありますね」
イタリアでのプレーも5シーズン目。現地の生活にも慣れ、楽しんでいるようだ。
今秋行われたワールドカップバレーボールで日本代表は目標としていたメダルには届かなかったが、28年ぶりに4位入賞を果たした。
前回のW杯も経験しているエース石川祐希は複数のブロックに付かれても、苦しい場面でトスが上がっても打ち抜き、得点を積み重ねた。全体5位となる159点を挙げ、スパイク決定率も52・09%の高い数字を残した。スパイクの総数263本はチーム内で最多。守備面でも貢献した。
さらに、試合の流れが悪くなりかけると最年少の西田有志に、「思い切りプレーしろ」と声をかけるなど、随所でチームメイトを鼓舞する姿が見られた。プレー面はもちろん、精神面でも大きな支柱となっていた。
「発言することは、僕の中ではスタンダード」
今季は代表の始動時から、チームのためになることは、厳しい言葉であっても発言してきた。たとえば始動初期のこと。「今季の目標は(W杯で)ベスト8」という中垣内祐一監督の言葉に、「それはちょっと低すぎます」と指摘したという。