テレビに映らない大谷翔平:番記者日記BACK NUMBER

大谷翔平エンゼルス加入直後は「本拠地近くのマック店員すら知らなかったが…」“オオタニのMLBスター化”に番記者が願う“野球人気復活” 

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柳原直之(スポーツニッポン)

柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara

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posted2023/10/23 06:01

大谷翔平エンゼルス加入直後は「本拠地近くのマック店員すら知らなかったが…」“オオタニのMLBスター化”に番記者が願う“野球人気復活”<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

大谷翔平は、アメリカの野球ファンの中でも「人気者」となったのは間違いない

 10月3日に発表された米野球専門誌ベースボール・ダイジェストの今季MVPでは、野手部門で史上初の40本塁打(41)&70盗塁(73)を達成したアクーニャ(ブレーブス)に次ぎ、2年連続の2位。21年以来の受賞を逃したが、3位票に5票入ったことがSNSで話題になった。

 早速、3位票に投じた記者に話を聞きに行くと「ケガなくシーズンを過ごしたかどうかが重要。ケガさえなければ大谷が間違いなくMVPだった」と投票理由を説明していた。この記者は1位票はアクーニャ、2位票はドジャース・ベッツに投じていた。「二刀流を当たり前だと思ってはいけない」と喉まで出かかったが、我慢した。

 誰にも文句を言わせないためにも、ケガなくシーズンを完走し続けることが、二刀流や大谷の認知度を高め、野球人気復活の一助になる気がしている。

打者専念の来季、三冠王だって夢ではないはず

 ご存じの通り、ワールドシリーズ終了後にFAとなる大谷は、ストーブリーグ最大の注目となる。

 どの球団に移籍するか、あるいは残留するかに関心は集まる。9月19日に右肘じん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けた影響で、24年は開幕から打者出場に専念する。12年のミゲル・カブレラ(タイガース)以来の三冠王は夢ではない。“伝説の1日”を更新するベストゲームで、更に“風穴”を開けることに期待したい。<つづく>

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