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「ショウヘイと焼肉を食べた日が忘れられないな」大谷翔平と仲良しマーシュが語る“少年のように笑いあった日”「今はまだメッセージはしないよ」
text by
杉浦大介Daisuke Sugiura
photograph byAP/AFLO
posted2023/10/03 11:05
昨年夏にエンゼルスからトレードでフィリーズに移籍したブランドン・マーシュ(左)。今も大谷翔平へのリスペクトは変わらない
翔平を心からリスペクトしたから、きっと彼も同じように僕をリスペクトし返してくれたのだろう。チームメイトとして、一緒に戦い、応援し合ったんだ。
翔平から得た最大のアドバイスを1つ選ぶなら、打席に立った際の足の使い方かな。下半身がぶれているから、重心を下げて、どっしり構えて打つようにというふうにアドバイスされたことでよく覚えている。それをすることで、足が力強く動き、よりスムーズにスイングできるようになる。
足の動きがスローだとスイングする腕もスローになってしまう。翔平を見れば、打つときの身体の動きがクイックかつパワフルなことがわかるはずだ。そう言われた通りに打撃ケージやBPで打ち込み、身につけようとした。翔平に言われた通りに打てれば、僕のキャリアも悪いようにはならないだろうから(笑)
今季打撃が好調だったのは、翔平から受けたアドバイスが効いているのかもしれない? はっきりとはわからないけど、そうかもしれないね。フィリーズに移籍後、多くの選手たちが翔平が言っていたのと同じことを言っていた。間違いなく僕には必要なアドバイスだったのだろう。
「彼が現役にいる間を楽しんだ方がいい」
僕はこれまで翔平の凄さを間近で見ることができたわけだけど、投手としても、打者としても、両方でメジャーのトップ3に入るような選手なんて本当にクレイジーだよ。翔平みたいな選手はもう二度と出てこないかもしれない。
みんな彼が現役でいる間を楽しんだ方がいいと思う。翔平がフィールドにいる時は、フィリーズ、エンゼルスのどちらが勝ったとか、そんなことだけを考えるべきではないんじゃないかとすら思う。彼はベースボールを超えた存在なんだから。