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高橋藍「地上波ゴールデンはモチベーションが上がる」躍進男子バレーの“中心”にいる22歳が初めての“五輪予選”へ「今は勝てる自信がある」
text by
高橋藍Ran Takahashi
photograph byKiichi Matsumoto
posted2023/09/19 17:15
日本代表として結果を積み重ねることで着実に自信を深めている高橋藍(22歳)。パリ五輪予選への意気込みを語った
(イランとの)決勝戦の3セット目、観客席を見たらブーイングがものすごかった。日本の流れだったので邪魔したかったんだと思います。でもそういう時だからこそ、選手同士で集まって「こういうこともあるけれど、しっかり次のプレーに集中して行こう」と石川選手を中心に声をかけ合い、気持ちをリセットしました。その結果、僕のサーブから再開し、石川選手が2本連続でブロック得点。完全に日本のリズムになりました。
パリ五輪出場権を得るためには…
――過酷なアウェイを経験すると、今シーズン最も重要な大会と位置付けられているパリ五輪予選をホーム(国立代々木競技場 第一体育館)でできることをよりポジティブに捉えられますね。
環境面だけでなく、コンディショニングの面を考えても大きいですし、何より地上波のゴールデンタイムに放映していただけることでモチベーションが上がります。いい緊張感は力になるし、たくさんの方に見ていただける機会になるのが嬉しい。VNLやアジア選手権でつけた自信を持って、でも気は緩めず。いい形で入れると思います。
――ただ、強豪揃いのグループで、なおかつ8チーム中2位以内に入らないと今大会でパリ五輪の出場権は得られません。全7試合、どれも大事な試合ですが特にポイントと考えるのは?
最後の3日間。セルビア、スロベニア、アメリカとの3連戦です。そこまで全勝できればいいですけど何が起こるかはわからないので、とにかく1戦ずつ大切に戦いたいです。今の日本のバレーボールで戦うことができればどこが相手でも戦える、勝てる自信がある。一戦一戦集中して、オリンピックの切符を取りたいですね!
〈パリ五輪予選・男子日程〉
9月30日(土)フィンランド
10月1日(日)エジプト
10月3日(火)チュニジア
10月4日(水)トルコ
10月6日(金)セルビア
10月7日(土)スロベニア
10月8日(日)アメリカ