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「焦りしか感じてなかった」藤田譲瑠チマ21歳が語る海外移籍の舞台裏…目に留まったベルギー戦、4年ぶりのオランダ戦〈パリ世代インタビュー〉 

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飯尾篤史

飯尾篤史Atsushi Iio

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posted2023/09/18 11:02

「焦りしか感じてなかった」藤田譲瑠チマ21歳が語る海外移籍の舞台裏…目に留まったベルギー戦、4年ぶりのオランダ戦〈パリ世代インタビュー〉<Number Web> photograph by Atsushi Iio

ベルギーの地でインタビューに応じてくれた藤田譲瑠チマ

 わずか半年後にはU-17日本代表として世界の舞台に立ち、さらに半年後にはトップチームのレギュラーの座を掴み、プロ1年目を駆け抜けたのだ。

 みるみるうちに自信が膨らみ、周りの環境も、見える景色も次々と変わっていった。

「試合に出るだけじゃダメだけど、次の目標をしっかり意識しながら継続して試合に出られれば、ヴェルディのときのような感じで、どんどん上に行けるんじゃないかって」

続けて使ってもらえたら、どんどん研ぎ澄まされていく

 実際、F・マリノスでも連続起用されたときには、結果を残したという自負がある。

 5月14日のアルビレックス新潟戦でのゴールは連続スタメンの3試合目、7月8日の名古屋グランパス戦でのゴールは連続スタメンの2試合目だった。

「当たり前ですけど、試合での成長曲線は桁が違うというか。続けて使ってもらえたら、どんどん研ぎ澄まされていく感覚があるんです」

 今、譲瑠の目の前には天上へと伸びる階段がある。一段、一段をしっかりと踏みしめ、力強く昇っていければ、プレミアリーグという目標にたどり着ける予感がある。

 ところで、英国でプレーするというキャリアプランは、いかにして設定されたのか。

 記憶は、10年前に遡る。

後編に続く>

#10に続く
「25~26歳にはプレミアで」藤田譲瑠チマが語る“バランス型MFの理想”と10代で築いたベース「嘉人さんにはたくさん怒られましたけど…」

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