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「妊娠したよ」白血病から生還した“最愛の夫”と涙の握手…「精子凍結を報告されたとき、初めて彼の悔し涙を見た」早川史哉の妻が語る“命の重み”

posted2026/07/13 11:02

 
「妊娠したよ」白血病から生還した“最愛の夫”と涙の握手…「精子凍結を報告されたとき、初めて彼の悔し涙を見た」早川史哉の妻が語る“命の重み”<Number Web> photograph by ALBIREX NIIGATA

J1通算100試合出場を記念したセレモニーでは妻・真優さんと息子の瑛翔くんも登場。家族3人で写真におさまった(2026年4月)

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早川史哉・真優

早川史哉・真優Fumiya&Mayu Hayakawa

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ALBIREX NIIGATA

2016年のJ1デビュー直後に急性白血病と診断された早川史哉。宣告から約3年半の闘病生活を乗り越え、2019年10月5日にJリーグのピッチに復帰を果たした。翌夏に入籍した妻・真優さんとの間には第一子が誕生した。夫妻がここまでの歩みを記した書籍『ともに歩き出す』(徳間書店)から、真優さんが葛藤を赤裸々に綴った章を一部抜粋して紹介します。〈全3回の最終回/第1回第2回も公開中〉

 実は、入籍した後もしばらくは2人で子どもについて話すことはなかった。

 2人で暮らすようになってから1年が経とうとしている2021年の年明け頃までは話せなかった。

 それまでは彼の命が最優先だったし、その次にプロサッカー選手として復帰するという彼の夢を優先して、そのほかのことは後回しになっていた。

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 それに、結婚をしたいとか子どもがほしいというのは私の願望で、命を削りながらプロ選手として活動する今の彼には押しつけられないと思っていた。

 以前に精子凍結のことを報告されたとき、初めて彼の悔し涙を見た。

 彼の人間味を感じて愛おしく思ったのも本当だけど、格好悪い姿を人には見せたくない彼が、私の前で流した涙のことを思うと、どうにもいたたまれない気持ちにもなっていた。

 そういった過去や今の彼の現状や想いに心を馳せると、口に出してはいけないんじゃないかとさえ思っていた。

 仮に、子どもをつくろうとしても、彼にはできない可能性もあった。そうなると、彼は自分に非があると自身を責めるかもしれないと思うと、なおさら話すことなどできなかった。

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