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「井上尚弥選手とはもちろん対戦したい」恐るべき25歳・中谷潤人が常に“強いヤツ”を求める理由「僕もPFP1位を目指す」

posted2023/09/08 11:01

 
「井上尚弥選手とはもちろん対戦したい」恐るべき25歳・中谷潤人が常に“強いヤツ”を求める理由「僕もPFP1位を目指す」<Number Web> photograph by Getty Images

“ネクストモンスター”と称される中谷潤人。WBO世界スーパーフライ級王者として初の防衛戦に挑む

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杉浦大介

杉浦大介Daisuke Sugiura

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Getty Images

 引き続き、2階級制覇を達成した“ネクストモンスター”、WBO世界スーパーフライ級王者・中谷潤人(25歳)のLA合宿の様子をご覧ください。後編では「井上尚弥との対戦」について言及しています。

 注・中谷はアメリカでの日程を終え、9月上旬に帰国している。今回のインタビューはロサンゼルス滞在中に収録されたもの。以下、中谷の1人語り〈全2回の最終回/前編から読む〉。

階級を上げても減量の厳しさは変わらない

 僕は25歳になりましたが、身体はまだまだ大きくなっています。現在、試合がない時の普段の体重は、フライ級時代より2キロ増で62キロくらい。オムライスが好きで、あとは試合前にも毎回食べているうなぎなど、朝昼兼用の食事と夕食を普通に食べて、生活していたらそのくらいの体重になってしまいます。

 試合が決まると、1カ月半くらいかけて減量を進めます。まず脂肪をしっかりと落とし、水分を出すような感じ。最後は3キロ弱、動いて落としていきます。

 キャリアを積んで、いろいろな場所で試合をこなし、減量の良い形でのやり方もだんだんわかってきているとは思います。専属の栄養士さんはいないですが、いろんな人の話は聞くようにしています。それでも減量が辛いことには変わりはありません。

 フライ級時代も減量は厳しかったんですけど、スーパーフライ級に上げてからその分、体重も増えたので、厳しさは変わらなくなってきています。前の試合もラスベガスが気候的に乾燥していることもあり、最後は水分が出づらかったですね。

 スーパーフライ級にいるならこの階級が自分にとってベスト、バンタム級に上げたならそこがベストと思ってもらえるような戦いがしたいですが、スーパーバンタム級くらいだったら減量もだいぶ落ち着くかなっていうところはありますね。

【次ページ】 「相手のパンチが効いたことがほとんどないんですよ」

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