スポーツ百珍BACK NUMBER
ミステリーハンターは“リフティング上手すぎ25歳女優”「あれ…実は命が危ない?」眞嶋優さんインタビュー「高校時代、医師も目指してました」
text by
茂野聡士Satoshi Shigeno
photograph byKiichi Matsumoto
posted2023/07/29 11:00
ミステリーハンターとして活躍する「リフティング上手すぎ俳優」眞嶋優さん
それとともに、長年『ふしぎ発見!』を見ていた立場として気になるのは……〈テレビに映らない部分〉を含めた、ミステリーハンターのアレコレである。1986年に放送開始した『ふしぎ発見!』は、現地を訪れるリポーター役のミステリーハンターが番組名物なわけだが、眞嶋さんにとっても幼少期から大きな存在だったそうだ。
「ミステリーハンター自体に、昔から憧れを抱いていたんです。私自身、洋画や海外ドラマを視聴するのが好きですし、中学生の頃から〈海外の作品に出られるような俳優になりたいな〉という夢を持っていました。〈海外でお仕事されているミステリーハンターの方、すごいなあ〉という思いでしたね。それもあって、ミステリーハンターのお話が来たときは、衝撃でした(笑)」
高校生時代に悩んだ“俳優か、それとも医師か”
このように語る眞嶋さん。今では俳優、ミステリーハンターとして奮闘しているが、実は10代の頃に大きな決断をしていた。
俳優と医師、どちらの道を選ぶかである。
父親が医師だったこともあって、眞嶋さんはいわゆる“文武両道”の人だった。
「もともと学校や勉強が好きで、高校時代は一度、理系のコースに進みました。父の影響もあり、医師という職業はカッコいいなと思っていたんです。それもあっての理系だったのですが、高校2年から3年生に上がるときに、医学か芸能の道に進むか――ちゃんと決断しなければいけないタイミングが来たんです」
「芸能の道は“保険を掛けてやるものではない”」
当時、眞嶋さんの周囲の大人はほとんど〈芸能界でうまくいく保証はない。勉強が好きなんだし、まずは医学の道に進んでみては?〉〈医学の道に進んだとして、もしそれでも芸能をやりたかったらそこから考えてみてもいいのでは〉とアドバイスをしたという。ただそこで眞嶋さんは、助言を受け止めつつも自分自身で将来をこう選択した。
「ただ、私自身は芸能という道を“保険を掛けてやるものではない”と考えていました。それに医学の道も実際に進めば、芸能と並行してやっていくというのは絶対に難しいはず。そういった点を必死に考えて……芸能を選択したんです」