酒の肴に野球の記録BACK NUMBER
「大谷翔平とトラウト、野球やりたい感全開だな」「佐々木朗希もダルも順調そう」WBC侍シーズン序盤を点検「源田壮亮と山川穂高は…」
text by
広尾晃Kou Hiroo
photograph byNaoya Sanuki
posted2023/04/11 11:03
WBCで興奮と感動を日本中にもたらした侍ジャパン。所属チームに帰ってもおしなべて好調だ
捕手・内野手:バットが振れている選手が多い
〈捕手〉
甲斐拓也(ソフトバンク)8試25打7安0本5点0盗 率.280
大城卓三(巨人)9試29打8安0本0点0盗 率.276
中村悠平(ヤクルト)7試21打2安0本1点0盗 率.095
3選手とも元気にマスクを被っている。昨年は打撃不振だったソフトバンクの甲斐は早くも5打点を挙げている。
〈内野手〉
山田哲人(ヤクルト)9試34打6安2本5点3盗 率.176
源田壮亮(西武)※一・二軍出場なし
牧秀悟(DeNA)8試32打7安0本0点0盗 率.219
牧原大成(ソフトバンク)8試31打12安0本3点0盗 率.387
中野拓夢(阪神)8試27打9安0本2点2盗 率.333
岡本和真(巨人)9試34打15安0本0点0盗 率.441
山川穂高(西武)8試26打7安0本1点0盗 率.269
村上宗隆(ヤクルト)9試33打7安1本5点1盗 率.212
WBCの試合で右手小指を骨折した西武の源田は、準決勝以降に出場するも、西武に復帰してからは治療に専念し、出場していない。同じ西武の山川は開幕から出場していたが、4月9日の試合前に上半身に異状を訴え欠場、登録抹消になった。WBCに追加招集されたソフトバンクの牧原大成は打撃好調で、このところ5番を打っている。
セ・リーグで言えば巨人の岡本和真は本塁打、打点ともに0だが安打が良く出ている。WBCでは源田の代役で遊撃手をつとめた中野拓夢は、阪神では今季から二塁にコンバートされた影響もあってか、打撃好調だ。
外野手・DH:近藤、吉田が奮闘。そして大谷は…
〈外野手〉
近藤健介(ソフトバンク)8試32打10安1本7点1盗 率.313
周東佑京(ソフトバンク)8試26打6安0本1点1盗 率.231
ヌートバー(カージナルス)1試4打1安0本0点0盗 率.250
吉田正尚(レッドソックス)8試30打7安1本6点2盗 率.233
WBCでは2番に固定され勝負強い打撃と出塁で絶大な貢献をした近藤健介、ソフトバンクの藤本博史監督はこれに示唆を受けたか2番に固定して7打点。その前を周東佑京が打っている。
カージナルスのヌートバーはオープン戦にも出場し、開幕戦では2番左翼で安打を放ったが、走塁の際に親指を骨折。IL(負傷者リスト)入りした。しかし現地4月11日には戦線復帰とメディアが報じている。
WBCでは4番打者として打点王になった吉田はレッドソックスでも4番に固定され6打点。動く速球に苦労するシーンも見られるが、グリーンモンスター越えの初本塁打も記録した。
〈指名打者〉
大谷翔平(エンゼルス)9試33打11安3本8点0盗 率.333
そしてこの人である。