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侍ジャパンPRESSBACK NUMBER
「コアラのマーチは最高」あのWBC米国記者に直撃…日本のスナック菓子“ベスト5”は?「カルビーのポテチにハマった」「イチゴが挟まったやつ」
text by
田中仰Aogu Tanaka
photograph byGetty Images
posted2023/03/18 11:02
「日本のお菓子」の情報発信で話題を集めたMLB記者、マイケル・クレア氏(35歳)にインタビュー
「地下鉄」
これはハッとさせられたことでして。私、普段から声が大きいんですよ。人と話すと楽しくなって盛り上がってしまう。それが、日本では地下鉄の車内がものすごく静か。人の声がほとんどしなかった。これは話してはいけない雰囲気だなと。そこでこうも思いましたよ、アメリカはつくづく騒がしい国なんだなぁって(笑)。
「列」
電車や地下鉄、東京ドームの入場ゲートで見た光景で、列に並んで待ちますよね。長い時間並んでも、苛立っている様子がない。むしろ楽しそうにも見える。アメリカにはない文化だなと思わされました。
「タクシー」
同僚が日本で誕生日を迎えて、ある晩、数人でディナーに出かけたんです。タクシーを待っていたのですが、なかなか“空車”が見つからない。しばらくして、他の人が乗車中だから乗れないはずのタクシーに人がいないぞ、と気づいて……。そう、勘違いしていたんです。アメリカでは赤字=他の人が乗車中などで乗れない、緑(青)=空車なのですが、日本では逆だった。ずっと緑字ランプのタクシーに手を挙げていたので、それではつかまらないわけです(笑)。赤字はタクシーに限らず「No」「Stop」みたいなニュアンスで使われることが多いので、意外というか発見でしたね。
――そうした驚きの日々にアクセントを加えたのが日本のお菓子だったわけですね。
クレア そのとおりです(笑)。特に開幕してからはほぼ一日中球場にいて、試合を見て、取材して、執筆して……が続いたので、昼ごはんをゆっくり食べる時間がなかった。だから必然的に、取材席でも食べられるお菓子中心になって。何日かはほんとに、3食中2食がスナックの日もあったくらいです。