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大谷翔平が「芯に当てれば勝手にボールが飛ぶ」と語った日…「#大谷バケモン」なパワーワード〈片ひざ片手+バット折れてもホームラン連発〉

posted2023/03/07 11:06

 
大谷翔平が「芯に当てれば勝手にボールが飛ぶ」と語った日…「#大谷バケモン」なパワーワード〈片ひざ片手+バット折れてもホームラン連発〉<Number Web> photograph by Naoya Sanuki

大谷翔平、これぞメジャーMVPのパワー。とてつもないアーチを京セラドーム大阪に2度かけた

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NumberWeb編集部

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Naoya Sanuki

雑誌「Sports Graphic Number」「NumberWeb」に掲載された記事のなかから、トップアスリートや指導者たちの「名言」や写真を紹介します。今回は大谷翔平にまつわる4つの言葉です。

<名言1>
しっかり芯に当てれば、勝手にボールが飛んでいって、長打になってくれる。
(大谷翔平/Number861号 2014年9月18日発売)

◇解説◇
 京セラドーム大阪に詰めかけた観客だけでなく、テレビ中継やネット配信で視聴していた日本国民全員が「オオタニの凱旋2連発」に戦慄を覚えたのではないだろうか。

時差ボケだというのに衝撃の2ホームラン

 3月6日に行われたWBC強化試合、侍ジャパンは阪神と対戦。この日からメジャーリーガーのプレーが“解禁”となった中で、大谷翔平は「3番DH」で先発出場し、第2打席に3ラン本塁打を放った。3回表、2死一、二塁で迎えたチャンス。第1打席で三振を喫した阪神先発の才木浩人に対して、凄まじいスイングを見せたのは4球目。低めに沈むフォークに膝をついてフォロースルーは右手一本になったこともあってセンターフライか……と思いきや、打球はぐんぐん伸びてセンターバックスクリーン横へ着弾。ベンチで打球の行方を見つめていた侍ジャパンの面々も唖然とする一撃となった。

 直後のコメントでは〈時差ボケで体調100%ではない〉というニュアンスを残すのだから、恐ろしい以外の何物でもない。その余韻が残る5回表の第3打席、再び二死一、二塁の場面でサウスポー富田蓮の投じた高めのストレートを強振。やや詰まってバットが折れたというのに……打球は再びスタンドイン。2打席連続の3ランでメジャーMVPの力を見せつけると、SNSのトレンドにも「#大谷やばすぎ」「#大谷バケモン」が登場した。

 冒頭のコメントを残した2014年シーズン、プロ3年目の大谷は打者として10本塁打を記録し、プロ野球史上初の二桁本塁打&二桁勝利を達成した。打者としても、投手としても非凡な才能を発揮しはじめた頃で、「やりたいことができている試合は多いかなと思います。とくに長打は自分の持ち味なので」と語っていたが――それにしても「勝手にボールが飛んでいく」というのは、常人離れしたパワーワードである。そんな言葉を残してから9年、大谷のパワーはさらに凄みを増している。

意外と知らない「バッター大谷」のプロ第1打席

<名言2>
三振しましたけど、すごく楽しかった。
(大谷翔平/Number826号 2013年4月4日発売)

◇解説◇
 大谷がプロの世界での第一歩を刻んだのは、2013年3月29日、西武との開幕戦でのことだった。

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