2022年M-1・全員インタビューBACK NUMBER

ヨネダ2000の告白「松本(人志)さんのM-1審査コメントがめちゃくちゃ嬉しかった」「じつは以前、“女性2人+男性1人”のトリオでした」 

text by

中村計

中村計Kei Nakamura

PROFILE

photograph byAtsushi Hashimoto

posted2023/03/05 17:22

ヨネダ2000の告白「松本(人志)さんのM-1審査コメントがめちゃくちゃ嬉しかった」「じつは以前、“女性2人+男性1人”のトリオでした」<Number Web> photograph by Atsushi Hashimoto

結成3年で初めてのM-1決勝だったヨネダ2000。誠(ボケ・ネタ作り担当、写真左)と愛(ツッコミ担当)。吉本興業所属

 めちゃくちゃカッコよかったです。あとでウエストランドさんの優勝が決まったときの映像を観たら、自分が思った以上に喜んでいて。飛び跳ねていましたから。最終決戦で敗れた残りの2組は両方とも吉本の先輩なのに、いいのかなって、ちょっと焦りましたね。まだそんなに親しいわけでもないのに、なんか、めちゃくちゃ嬉しくて。もう、全部ひっくるめて、お笑い最高だなって思いました。

――帰り道も密着カメラの人がついていたんですよね。

 はい。帰りも怒られました。

――ほんとですか?

 最初、ずっとふざけたことを言ってたんです。ほんとに餅つき大会かと思っていて、とか。そうしたら、カメラマンさんが立ち止まっているのに気付かずに私だけ先に歩いていて。振り返ったら、ジェスチャーだけで戻ってこい、と。言葉で怒るんじゃなくて、目と雰囲気で怒ってましたね。それももう深夜2時とかで。

 あっちも仕事だから。そうしたら私より真面目なこと言ってましたね。そら、使われるわ。それでまた恥ずかしい恥ずかしいって言って。

「下北沢の古着屋に衣装を探しに行ったんです」

――やや話は逸れるのですが、2人の定番の格好は衣装なのですか。誠さんの緑のスウェットと、愛さんの水色のTシャツは。

 もともと、どうしようかずっと迷っていて。

 最初の頃は襟付きの、ちょっとポップな感じの色使いのものを着ていたんです。自分はアメリカから直輸入した柄シャツを着ていたりして。漫才師って、こんな感じかな、と。でもなんか違うなあって。互いに着たい服ではなかったし。なので、まずは、下北沢の古着屋に愛さんの衣装を探しに行ったんです。

 動物が入っているデザインがいいなって、牛が並んでいる青いトレーナーを買ったんです。いったん、これにしてみるかみたいな感じで楽屋でどうかなってやっていたら、先輩が「新しい衣装? いいじゃん」って言ってくださって。

 自分は私服のトレーナーを着ていただけなんですけど、緑と青で、意外とバランスもよく見えたんだと思います。

――誠さんのは、ゴルファーの絵柄が入っているものですよね。

 貴婦人がゴルフしているんです。すごい気に入っていた服で。

 で、夏バージョンで半袖を探そうってなったときに、自分が今度はイルカのTシャツを見つけて。それが最近、定着してきたんです。

「じつは“女性2人+男性1人”のトリオでした」

――2人の経歴で一つ気になったのは、2019年3月にいったん男の人を加えてトリオになって、そのトリオが解散したとき、3人ともバラバラになっていますよね。でも、それから約半年後、2020年4月に2人は再結成しています。そうなるのなら、トリオが解散するとき、男の人が抜けるだけでもよかったのではないですか。

 あのときは、もう違うかなと思ったんですよね。

【次ページ】 「じつは“女性2人+男性1人”のトリオでした」

BACK 1 2 3 NEXT
カベポスター
真空ジェシカ
オズワルド
ロングコートダディ
さや香
男性ブランコ
ダイヤモンド
ヨネダ2000
キュウ
ウエストランド
山田邦子
博多大吉
富澤たけし
立川志らく
中川礼二
松本人志
ダウンタウン
島田紳助
ナイツ
サンドウィッチマン
塙宣之
川島明
井口浩之
河本太

他競技の前後の記事

ページトップ