昨年の覇者・エフフォーリアの復活は？

　昨年の有馬記念を完勝したものの、今年の大阪杯では9着、宝塚記念では6着と苦しんでいるエフフォーリアについてはこう話す。

「ああいう状態になったまま終わってしまう馬もたくさんいるだけに、頑張ってほしいですね。大阪杯から明らかに出足というか、二の足がつかなくなっている。これはもう、気持ちの問題だと思う。今の競馬は一戦一戦の消耗が激しいので、これから先、ああいう状態になる馬がぽつぽつ出てくるでしょうね。

有馬記念を制し2021年の年度代表馬に輝いたエフフォーリアだが、2022年は苦戦が続いている　©Keiji Ishikawa

　あとは、馬のリズム。エフフォーリアくらいになると恥ずかしい競馬をさせるわけにはいかないので、1、2回、結果に目をつぶって使う、ということができないだけに難しい。じゃあどうすればいいのかというと、やっぱり、体調が上がれば気持ちもアップしてくるんですよ。だから、陣営はもうやっていると思いますけど、体調が上がれば気持ちも上向くと信じてやっていくしかないでしょうね。結局のところ、それに尽きると思います」

＜#3へつづく＞