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「『水曜日のダウンタウン』の大食いの顔でありたいね」バラエティでも話題のアンジェラ佐藤が語る“ジャイアント白田&魔女菅原との絆” 

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荘司結有

荘司結有Yu Shoji

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photograph byShiro Miyake

posted2022/11/30 11:01

「『水曜日のダウンタウン』の大食いの顔でありたいね」バラエティでも話題のアンジェラ佐藤が語る“ジャイアント白田&魔女菅原との絆”<Number Web> photograph by Shiro Miyake

大食い番組から『水曜日のダウンタウン』などのバラエティでも活躍するアンジェラ佐藤

「思えばあのとき、菅原さんの闘争魂に火をつけてしまったのだと。デビュー時点ですでに神格化された存在で、誰も敵わない実力を持っていたのに、私がたまたま勝ってしまったことで、さらに届かないレベルへと進化させてしまいましたね。

 実際、56歳にしてラーメンの女性最高記録を更新していますから。これは本人の前で言うと怒られそうですが……菅原さんは元の実力より努力の天才だと思うんです。大食いへの執念というか、実力以外の面も含めてずっと憧れの存在です」

白田は「今の『食べられない』キャラも面白い」

 一方の白田はアンジェラの「師匠的存在」でもある。一時期、同じマネジメント会社に所属したのが縁で、白田が引退したのちは大食いの技術を受け継いでいるそうだ。

「私はラーメンが一番苦手な食材なんです。普通の食材は一度に大量に食べても、食道を通過して胃の中に入ってしまえば、パラッとバラけてくれる。でも、ラーメンは次々にすすると食道で絡み合い、ブロックのようになって胃まで落ちなくなるんです。胃の容量はまだ空いているのに、食道が塞がることで食べられなくなることが結構あるんです。なので序盤からツッコむといつも負けるのですが、ある大会で白田さんに『このラーメンは野菜が多くて消化が早いから前半から飛ばすべきだ』とアドバイスされて。その指示通りに戦ったらなんとか2位に食い込めました。

 大食い番組の最中も『この食材の前に水を摂ったほうがいい』と教えてくれますね。白田さんはディレクターの目線も持っているので、大食いを盛り上げるための自分たちの立ち位置というのもすごく学んでいます。競技は勝負として真剣に、バラエティーはまた違う立場で、という大食い選手としてのあり方も教えてもらっています」

 10月26日放送の企画「突撃!隣の冷蔵庫」では師弟共演となったふたり。アポ無しで一般家庭を訪ねて、冷蔵庫の中身を食べきるというこの企画では、アンジェラが次々と食べ物を完食する一方、串カツ店を営む白田は調理担当に徹し、またもや白田の“食べられないキャラ”が浮き彫りとなった。

「今の『食べられない』キャラも面白いので、一応敬愛しています(笑)。でも正直なところ、誰もが昔の白田さんに戻ってきてほしいと思っているはず。きっと全盛期の白田さんが復活したら、大食いブームが再来すると思います。私にとって白田さんは『神』なんです。もちろん強い先輩方はたくさんいらっしゃいますが、やはり実力もスター性も含めて一番の選手ではないでしょうか」

【次ページ】 菅原とのLINE「ずっと水ダウの大食いの顔でありたいね」

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