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「『水曜日のダウンタウン』の大食いの顔でありたいね」バラエティでも話題のアンジェラ佐藤が語る“ジャイアント白田&魔女菅原との絆”
text by
荘司結有Yu Shoji
photograph byShiro Miyake
posted2022/11/30 11:01
大食い番組から『水曜日のダウンタウン』などのバラエティでも活躍するアンジェラ佐藤
菅原とのLINE「ずっと水ダウの大食いの顔でありたいね」
「憧れ」の菅原と「神」の白田。その間で中庸的なポジションを保っているのがアンジェラだろう。レジェンドのふたりに挟まれた自身の立ち位置を、彼女はこう表現する。
「私は『ドラえもん』でいうスネ夫なんです。白田さんと菅原さんという強者の横で茶々入れる手下キャラが一番性に合っているというか。水ダウは企画が面白いのはもちろん、3人でテレビに出ること自体がすごく楽しみなんです。特に菅原さんとはいつも『ずっと水ダウの大食いの顔でありたいね』とLINEで言い合っていますね」
番組内では白田が「食べられないキャラ」を確立する一方、菅原やアンジェラの豪快な食べっぷりが目立つ。一般的に女性より男性のほうが食事量は多いとされているが、彼女たちの活躍を見ていると、こと大食いに関しては男女差があまり大きくないのでは――との印象も受ける。
この大食いと性差の関係について、過去に菅原は「男女差より個人差が大きいのでは。性別に関係なく身体が大きいと、胃の広がるスペースが大きくなる」、白田は「女性は子宮という臓器が一つ多い分、スペース的に男性より不利になってしまう。ただ女性の方が圧倒的に胃の柔軟性が高い」とそれぞれ分析している。
アンジェラが「大食いは女性のほうが強い」と考える理由
2009年の『元祖!大食い王決定戦』男女混合戦でグランドスラム優勝を果たしたアンジェラはまた、ふたりとは異なる見方を示している。
「私自身、女性の大食い選手の中では高身長(170cm)なので、あまり男性選手とのポテンシャルの差を感じたことはありません。個人的にはむしろ、大食いは女性のほうが強いのでは、有利なのではないかと思っているんです。
大食いって実は柔軟性が大きく関係していて、たくさん食べるためにはお腹の皮や胃袋をゴムのように伸ばす必要がある。性別に関係なく、ダイエットで30kg以上の減量に成功した人は大食い選手としてのポテンシャルがある、とも言われています。胃袋や皮膚をそこまで伸ばしているという実績がありますから。
これは私たち一部の女性選手が唱えている『菅原さん最強説』の一つなのですが、出産して皮膚や骨盤の柔軟性が高まったことで、一気に強くなったのではないかと思うんです。あとは身体の柔軟性ですね。菅原さんはヨガやストレッチを心がけているそうなので、やはり強さに関係しているのではないでしょうか」《つづく》
(撮影=三宅史郎)
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