新刊ドラフト会議BACK NUMBER

『キツネ潰し 誰も覚えていない、奇妙で残酷で間抜けなスポーツ』現代の常識が通用しない、本当にあった珍奇なスポーツ。 

text by

藤井慎二

藤井慎二Shinji Fujii

PROFILE

photograph bySports Graphic Number

posted2022/10/18 07:00

『キツネ潰し 誰も覚えていない、奇妙で残酷で間抜けなスポーツ』現代の常識が通用しない、本当にあった珍奇なスポーツ。<Number Web> photograph by Sports Graphic Number

『キツネ潰し 誰も覚えていない、奇妙で残酷で間抜けなスポーツ』エドワード・ブルック=ヒッチング著 片山美佳子訳 日経ナショナル ジオグラフィック 2200円

 私が運営する古書店「書肆ゲンシシャ」では、「原爆ゲーム」を扱っています。第二次世界大戦後、アメリカの子どもが遊んでいた、広島と長崎の穴に玉を落とすゲームです。日本人にとってはあまりにも不謹慎な遊びですが、ちゃんとしたおもちゃメーカーが販売していました。

 現在の倫理観では考えも及ばないことが、歴史上、許容されていました。それどころか、当然のこととして受け入れられていた場合もあったのです。それはスポーツの世界でも同じです。

 本書では、現代ではもう見られないスポーツなどが100種近く紹介されています。「残酷」、「危険」、「ばかばかしい」という理由で廃れた、奇妙なスポーツの数々。常識では信じがたい競技の連続に驚かされます。

こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。

残り: 652文字

NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく
NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。

関連記事

他競技の前後の記事

ページトップ