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世界王者・宇野昌磨が語った”4回転の神”マリニン17歳の衝撃!「僕よりクオリティも高い」本人は「皆が簡単に跳ぶねと言うけれど…」
text by
野口美惠Yoshie Noguchi
photograph byJIJI PRESS
posted2022/10/10 17:01
ジャパンオープンでマリニンと初対戦、僅差でおさえ1位となった世界選手権王者の宇野昌磨
”4回転の神”マリニンが明かす”強さの秘訣”とは?
「僕がジャンプを跳ぶと、皆から『簡単そうに跳んでる』と言われるけれど、実際にはそうじゃないんです。厳しい練習と、強い精神力があって、ここまで出来るようになったんです。僕は小さいころから、現状に満足することなく更に上を目指して自分をプッシュすることを常にやってきました。1つのゴールをクリアしたら、更に上のゴールをセットする。それを繰り返してきたんです」
そしてマリニンは、強さの秘訣の1つを明かしてくれた。それは、元五輪選手である両親から授けられた言葉だ。
「両親からは色々なヒントをもらいます。その中でも大事にしているのは『常に自分を信じ自信をもちなさい』という言葉と『練習をするときは、本番だと思って練習しなさい』という言葉です」
「4回転の神」を自称するマリニンとて、才能だけで4回転を跳んでいる訳ではない。研究と強い心と、そして練習を大切にする人。だからこそ宇野も三浦も注目するのだろう。フィギュア男子の新たな4回転時代は、世界の武者達がお互いを認め合い、探り合い、高めあっていく。そんな混沌とした戦国時代の到来を予感させられた。
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