斉藤　預託料は毎月かかります（約20万円）けど、JRAはもっとすごい（約60万円）と聞いていますからね。勝ててはいないですが、レースに出れば賞金や出走手当も出ますし、僕の場合はYouTubeの収益もあるので、そういうのを含めて今のところは払えています。もちろん普通の感覚からすれば高い出費ですけど、今はありがたいことに、それ以上のものをもらえてるかなって思います。

一頭一頭のドラマや背景を、前以上に考えるように

――馬主として意識していることはありますか？

　斉藤　僕は基本、馬主といえど関係者に対してわからないことには口を出さず、任せるようにしています。プロの方の判断がいちばん正しいと思うので。もちろんオーナーさんによっては、そういうところにも参加していくスタイルの方もいらっしゃると思いますけど、僕は本当に素人ですから。オマタセちゃんがこうやって無事にデビューして走っているのも、関係者のみなさんのおかげだとありがたく思っています。

――『ウイニング競馬』MCとしては、馬主になって何か変化はありましたか？

斉藤　レースを見ていても、この馬の馬主さんはこの人だ、とか意識するようになりましたね。どういう経緯でこの馬を買ったんだろうとか、今まで考えたこともなかったような一頭一頭のドラマや背景を、前以上に考えるようになりました。

――オマタセシマシタは8月11日の4着後、休んでいます。次走はいつ頃でしょう？

斉藤　ちょっとソエ（若い馬によく見られる前脚の骨の炎症）が出ているとのことで休ませていて、次走は10月上旬頃になると聞いています（のちに10月5日14時25分発走の門別競馬場第1レースへの出走が確定）。前走は初めて4着と掲示板に載ってくれましたし、見て応援してくれている人たちのためにも、なんとか1つ勝つことができればいいんですが。頑張ってほしいですね。

　＜ジャンポケ斉藤、『ウマ娘』にハマる編へ続く＞

#3に続く

ジャングルポケット斉藤慎二が語る愛馬“オマタセシマシタ”の未来「いずれは地元の船橋で走らせたい」「引退後のこともちゃんと考えています」

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。