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愛馬“オマタセシマシタ”が好きすぎる、ジャングルポケット斉藤慎二に聞いた“馬主って大変ですか?”「どうしてこんなに、というくらい可愛い」
text by
軍土門隼夫Hayao Gundomon
photograph byYuki Suenaga
posted2022/10/05 11:05
ジャングルポケットの死をきっかけに馬主となったジャングルポケット斉藤。愛馬オマタセシマシタとの出会いについて話を聞くと…
斉藤 本当に、ついに買っちゃいました。値段は牧場さん側の都合もあって公表できないんですが、例えるなら国産車を1台買ったくらいです。人生でいちばん大きな買い物でした。
――セリ市も含め、他にも候補がいる中、決め手は何だったんですか?
斉藤 検討用に撮ってもらった動画を見た瞬間、もう気持ちは決まっていました。この馬、まるで僕たちジャングルポケットの3人みたいに、顔の白い流星の中にホクロが3つ並んでいるんです。ホクロというか、白い毛の中に茶色い毛が点在している感じなんですが、こんなにたくさんあるのはわりと珍しいらしいんです。運命を感じましたね。
――どんな馬なんですか?
斉藤 牝馬で、どうしてこんなにっていうくらい可愛いんですよ。また人懐こくて、会いに行ったらずっと側にいてくれて。番組の取材で馬に触れたことはありますけど、こんなに懐いてくれる馬はいなかったです。もうその時点で、走る走らない以前に、この馬と出会えてよかったと心から思いました。
馬名を募集すると…「僕オリジナルのギャグじゃない(笑)」
――馬の名前はYouTubeチャンネルの中で募集して、最終的に「オマタセシマシタ」に決まりました。
斉藤 僕1人で決めるより、チームというか、最初から付き合ってくださってる皆さんと一つの形にできないかなと思って募集しました。結局、第1希望がオマタセシマシタ、第2希望がナイスデスネー。両方とも僕のオリジナルのギャグじゃないんですが(笑)。でも今ではみんなオマタセちゃん、オマタセちゃんって親しみを持って呼んでくださって。愛されてるなと感じますし、この名前にしてよかったなと思います。
――そして忘れてはならないのは、斉藤さんの馬主登録の取得です。たいへんでしたか?