濃度・オブ・ザ・リングBACK NUMBER
「親の七光り、二世、全然嫌じゃない」三浦孝太20歳、RIZIN2連勝に込めた思いと“好感度高すぎ”な父・カズとの秘話
text by
橋本宗洋Norihiro Hashimoto
photograph byRIZIN FF Susumu Nagao
posted2022/09/29 11:04
超RIZINの第1試合にて、タイのブンチュアイ・ポーンスーンヌーンに腕十字で勝利した三浦孝太
三浦孝太と“キング”への道
コスチュームのデザインも、父が代表で活躍していた頃のユニフォームがモチーフのようだ。「外れるのはカズ、三浦カズ」の声がいまだに耳に残っている世代としては、息子の純真さが嬉しい。つい顔がほころんでしまう。好感度高すぎだろう、三浦孝太。
七光りとまではいかなくても、立派な親を持って苦労したり、反発したり、コンプレックスを抱くという人は少なくないだろう。自分では選べない環境というものが、人間にはつきまとう。三浦孝太の素直さと頑張りは、そうした人々へのメッセージになり得るかもしれない。
格闘技界の“キング”への道はまだまだこれから。しかし可能性はあるし、彼が“七光り”を使い、活かすこと、つまりRIZINで闘うことにも意味がある。
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