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叔父・元横綱朝青龍と同じ地位へ。新関脇・豊昇龍が見せた意欲と熱意。

posted2022/09/11 07:00

 
叔父・元横綱朝青龍と同じ地位へ。新関脇・豊昇龍が見せた意欲と熱意。<Number Web> photograph by KYODO

新番付発表ではオンライン記者会見に臨んだ。身体能力の高さを生かしたスピード感あふれる取り口は叔父譲り

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佐藤祥子

佐藤祥子Shoko Sato

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KYODO

 9月11日、大相撲秋場所が初日を迎える。

 先の名古屋場所では、新型コロナウイルスが猛威を振るい、休場は全43部屋のうち13部屋に及び、なかでも幕内力士15名が休場するという前代未聞の場所となってしまった。

 逸ノ城の初優勝で名古屋場所は幕を閉じたのだが、3場所連続で小結に在位し9勝を挙げた豊昇龍が、今場所はやっと新関脇として土俵に上がる。小結として勝ち越し続けていたものの、ほかの三役力士が好調で、番付運に恵まれなかったからだ。

 言わずと知れた元横綱朝青龍の甥にあたり、叔父を彷彿させる闘志あふれる顔つきと、足腰のバネの強さが身上の豊昇龍。185cm、140kgと細身の体から繰り出す、スピード感あふれる突き押しを得意とし、ここ数場所では四つ相撲も冴えて、ときに豪胆な足技も見せた。しかし、勝ち急いで相手に合わせて相撲を変えてしまい、その器用さが仇になることも。「まだ自分の型がない。得意の型を身につければさらに上位を狙えるはず」と、師匠の立浪親方(元旭豊)をはじめ親方衆は口を揃えている。

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