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石川祐希「大阪大会はもっといい形で臨める」男子バレー代表、好調の要因はサーブ?《西田19点&石川18点でランキング独占》
text by
米虫紀子Noriko Yonemushi
photograph byFIVB
posted2022/07/06 11:02
ネーションズリーグ・フィリピンラウンドでイタリアを撃破し、歓喜する男子バレーボール日本代表
日本でバレーボールの世界大会が有観客で開催されるのは、2019年のワールドカップ以来。大阪大会は5日〜10日に開催されるが、日本戦のチケットは既に完売となっている。
上位8チーム(16チーム中)によるファイナルラウンド進出に向け、日本は6日にオーストラリア、8日にカナダ、9日にドイツ、そして10日は、昨年の東京五輪準々決勝で敗れた世界ランキング2位のブラジルと対戦する。
石川は大阪大会開幕の前日、「ブラジル大会(第1週)よりフィリピン大会(第2週)のほうが完成度は高くなっていましたし、大阪大会はもっといい完成度で臨めると思う」と自信をのぞかせた。
「最初の3試合はランキングが下のチームなので、しっかり勝ち切る。それができれば自然とファイナルラウンドに行ける。最後のブラジル戦で、しっかり格上を相手にレベルの高いパフォーマンスを出すことによって、ファイナルラウンドでの戦い方が変わってくるのかなと思う。ファイナルラウンドは(8チームによる)トーナメントなので、1勝すれば4つに入れる。そこが今、僕たちの目標。ファイナルラウンドで1勝できる準備も今のうちからやっておかなければいけないので、そこも視野には入れています」
昨年の東京五輪では、快進撃を見せながらも世界のベスト4への壁は破れず、選手たちは涙した。その壁を破るために、今の日本はしたたかに、準備を積み重ねている。
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