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「北の湖さんこそ真の天才」13歳で角界入り、史上最年少で横綱昇進…「強すぎて嫌われた大横綱」が最後に輝いた“夏場所の奇跡”とは
text by
荒井太郎Taro Arai
photograph byKazuhito Yamada
posted2022/05/17 11:02
2015年11月、現職理事長のまま62歳で亡くなった北の湖敏満。史上最年少21歳2カ月での横綱昇進、幕内最高優勝24回と、まさに昭和の大横綱だった
あれから38年、大混戦の夏場所の行方は?
あれから38年。今年の夏場所は中日を終えて全勝はおろか1敗も消え、9日目を終えた時点で先頭に2敗力士が4人並ぶが、そこに役力士の名はない。一人横綱の照ノ富士は苦手な押し相撲タイプに屈してすでに3敗。後半戦も苦戦が強いられそうだが、混迷を極めているだけにまだ優勝圏内ではある。
今後は益々、星の潰し合いが激しくなり、優勝ラインは11勝まで落ちそうな展開だ。思わぬ伏兵が頭角を現すのか、上位陣が意地を見せるのか、稀に見る大混戦の優勝争いは全く予想がつかない。
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