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「フルゲートの天皇賞・春は荒れる」 “圧倒的2強”に漂う不吉な予感…過去20年で8枠の優勝馬は「たったの2頭」
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byPhotostud
posted2022/04/30 11:03
前走・阪神大賞典を制したディープボンド。左は2着のアイアンバローズ
“2強の争い”に割って入る馬は?
不利な材料を抱えたこれら「二強」の争いに、4連勝で前走のダイヤモンドステークスを制して勢いに乗っているテーオーロイヤル(牡4歳、父リオンディーズ、栗東・岡田稲男厩舎)、ステイヤーズステークスと阪神大賞典で僅差の2着となったアイアンバローズ(牡5歳、父オルフェーヴル、栗東・上村洋行厩舎)らがどこまで迫るか。
◎タイトルホルダー
○ディープボンド
▲テーオーロイヤル
△アイアンバローズ
外枠が不利であることは確かだが、1周目が外回りなので、最初のコーナー(3コーナー)まで、内に切れ込みながらポジションを確保できるだけの距離がある。キャリア4勝のすべてが逃げ切りというタイトルホルダーの5度目の逃げ切りに期待したい。そのうえで、「フルゲートの春天は荒れる」という格言(?)に従い、二強が獲りこぼした場合に備えて、上記4頭の馬連ボックスを買おうと思っている。