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大谷翔平に詳しい米国人記者3名が大胆予想!“オオタニは今季HRを何本打てる?” 「50本くらい」「負担が大きすぎる」の声も
posted2022/04/17 17:03
text by
笹田幸嗣Koji Sasada
photograph by
Getty Images
今季のバッティングに見える“変化”とは?
今季の打者大谷の打席を見ると、昨季との違いを感じられる。トップの位置が深く、バットヘッドが投手方向に入っている。昨季はもう少しバットが立っていた。この変化からは、バットヘッドを走らせようとする意識を感じる。より遠心力を効かせようとしたスイングといえばいいだろうか。
この打ち方では、ボールを捉えることは以前より難しくなると感じるが、仕留めた場合はより強く遠くへボールを飛ばすことができる。多少芯を外しても、大谷ならば柵越えも可能。同じところに立ち止まらず、変化を恐れず、常に先を見据える思考とトライ。今はこのスイングへの適応の過程ではないか。打席数をこなすことにより、タイミングがあって来れば、今はファウルになっているボールが前へ飛び、凡打が本塁打へと変わっていくだろう。昨季残した実績が新たなるトライを生む。そんな思いで大谷の打席を見ている。
昨季、2本及ばずに逃した本塁打王。今季は獲得可能なのであろうか。大谷翔平に期待を寄せる米メディアの記者3名に聞いてみた。
1人目「50本くらいを期待したい」
The Athleticのエンゼルス担当、サム・ブラウン記者は昨年にはなかったラインナップの相乗効果を期待する。
「今年のラインナップはいいと思いますよ。一部不安な箇所もありますが、大谷、トラウト、レンドン、ウォルシュの上位4人の打者は相手にとって本当に手強いと思います。大谷の後ろにトラウト、レンドンが並べば、投手は大谷にストライクを投げなければいけない。大谷への四球を与えれば彼の足もあるし、大量得点につながる可能性があります。大谷とはストライクゾーンで勝負しなければなりませんね」