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プホルスが古巣で“ラストツアー”。招くのは士気低下か、相乗効果か。
posted2022/04/18 07:00
text by
四竈衛Mamoru Shikama
photograph by
AFLO
現役最多の3301安打、679本塁打の記録を持つアルバート・プホルスが、キャンプイン後、古巣カージナルスと契約した。3月30日、フロリダ州ウェストパームビーチで行われたナショナルズとのオープン戦に初出場したプホルスは、感慨深げに復帰戦を振り返った。
「リアルな試合に戻れていい気分だね。メジャーの投手と対戦して、ヤディ(モリーナ)や他のみんなと一緒にメジャーリーグのユニホームで戻れていい気持ち。すごくすばらしいチームだし、できることなら、今季はいい時間を過ごしたいね」
1999年、ドラフト13巡目でカージナルス入りしたプホルスは、メジャーデビューした'01年、打率3割2分9厘、37本塁打、130打点を挙げ、文句なしでナ・リーグ新人王に輝いた。その後、不動の主砲となって以来、MVP3回をはじめ、2度のワールドシリーズ制覇など、常にスポットライトを浴び続けた。だが、エンゼルスに移籍した'12年以降はタイトルとも無縁で、プレーオフ出場も'14年の1回のみ。大谷翔平がDHとして定着したことで、昨年5月には、プレー機会を求めて、ドジャースへと移籍した。