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変貌を遂げた2022年F1マシン、大改革は実を結ぶのか。

posted2022/03/18 07:00

 
変貌を遂げた2022年F1マシン、大改革は実を結ぶのか。<Number Web> photograph by AFLO

新規則で前後ウイングが特徴的に変貌した今季のマシン。チャンピオンドライバーが#1を付けるのも久しぶりだ

text by

今宮雅子

今宮雅子Masako Imamiya

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AFLO

 今シーズンのF1マシンは昨年までとまったく異なる姿になった。空力マシンはダウンフォースによって異次元のグリップ力を得てきたが、今年のマシンではその発生源がボディワーク上からフロア下へと大きくシフトした。技術規則が抜本的に変更されたためだ。

 歴史的に、F1の技術規則は安全性の向上と、マシン性能の抑制を目的に変更を重ねてきた。近年では予算削減や過度な(汎用性のない)技術の競争を抑制することを目的とした例もあるが、熾烈な競争の世界では、エンジニアたちの創造力に対抗して規制を強めていかないことには、速さに歯止めが利かなくなる。

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