SNS上ではヒールターンした渡辺に対する非難の声も多い。

「媚は売らない。アンチの存在も、私がヒールだってわからせてくれるものだから。DMも来るよ。『あなたと同じ年の娘がいるんですが……』なんて説教くさいのが。ああ、いい年をした大人がこんなこと言ってくるんだって、面白がっている（笑）。私に対して本気で怒っているんだよね。『私、やっぱりヒールだな』ってわからせてくれるので、アンチはアンチでいいと思う」

アンチの声を「面白い」と楽しむ余裕も

「破壊してやるよ」古巣相手にも情け容赦は一切なし

　大江戸隊リーダーの刀羅ナツコはケガでまだ試合はできないが、会場には姿を見せている。

「ナツコが戦えるようになって戻ってきたら、大江戸隊はさらに勢力が増して最強のヒールユニットになるね。今もセコンドについてくれたりしているけど、復帰してリング内で暴れたらもっとガンガン行けると思う。リーダーがいるだけでかなり勢いが違ってくるんじゃないかな」

　大江戸隊にとって、刀羅の存在感と知恵は絶大だ。

「ナツコはなんでもすんなり受け入れるから、『ようこそ』っていう感じ。私を誘ったのはキッドだから、キッドに任せるって。私はとにかく自由に、行けるところまで行きたい」

　古巣のQQについても聞いてみた。

「もうQQへの思いなんてないよ。裏切ったものは裏切ったし、私は過去を気にしない女なんで。あそこではリーダーだったし、みんなの手の内は知っているから。AZMにしても元パートナーだからって気にしない。なんなら破壊してやるよ、当たり前だろ」

元パートナーのAZMをいたぶる渡辺桃

　1月にパートナーだったAZMとシングルを戦った。凶器を仕込んだ右足で、顔面に容赦ないキックを浴びせた。

「確かに凶器は仕込んだけど、私の蹴りの威力だから。それ食らって骨折れるなんて、意外と脆いんだな。AZMはQQ時代から、変に大人ぶっているのがむかつくんだよね。大人になりたい感が私的には嫌い。キャリヤは上だけど歳は下だから。こっちがリーダーなのに、司令塔だとか言って弱いくせに指示してくる。タッグ組んでもいつも負けるのはAZMだから、このタッグやっていて意味があんのかな、って思ってた」

【次ページ】　アンチの批判に「傷つかない」と断言する理由