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さそり座の女でトップバッター歴代最高点…モグライダーが語る“M-1後日談”「じつは美川憲一さんご本人に会って、食用サソリを食べました」 

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中村計

中村計Kei Nakamura

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photograph byShiro Miyake

posted2022/03/13 17:02

さそり座の女でトップバッター歴代最高点…モグライダーが語る“M-1後日談”「じつは美川憲一さんご本人に会って、食用サソリを食べました」<Number Web> photograph by Shiro Miyake

結成12年でM-1決勝初出場となったモグライダー。芝大輔(ツッコミ担当、38歳、左)とともしげ(ボケ担当、39歳)。ウッチャンナンチャン、出川哲朗、ナイツらと同じマセキ芸能社所属

 最初、(オール)巨人師匠の点数がパンとめくれて「91」ってなったとき、アレッと思って。そこから91、93、92と。エーッ、みたいな。

ともしげ (数字の色が)90点以上だと金で、90点以下だと銀じゃないですか。金、金、金ときて。

芝 トップバッターで、こんだけ金が並ぶイメージがなかったので、そこで初めて悪くなかったんだなと思えて。ホッとしましたね。

――志らくさんと松本さんの点数は89点と、ちょっと厳し目な印象がありました。

 1組目で89点なので、御の字っちゃ御の字なんですけど。

――トップバッターとしては高得点でしたが、6番手のオズワルドが665点という最高点を出して、ついに3位からも転落し、暫定席ボックスから去らなければなりませんでした。

ともしげ 敗者コメントを用意してなくて、ぜんぜん面白くないことを言っちゃったのが心残りでしたね。

――それがかえって、新鮮に感じられました。ネタの後の、今田(耕司)さんとのやりとりもごく自然で。

 そうですよね。昔、僕が視聴者として観ていたときも、平場になったときにいかにも用意してきたボケをする必要はないんじゃないかなと思っていたんで。観ていて、苦しくなるというか。3年前、ニューヨークの屋敷(裕政)が、やりとりの流れ上、松本さんに「最悪や!」みたいに絡んでましたけど、ああいうのはありだと思うんです。そうでなければ、そのとき、思ったことを素直に言えばいいのかな、って。真空ジェシカとかランジャタイは、あれでいいと思うんですけどね。

――真空ジェシカとランジャタイの2組は平場では小道具まで持ち出してボケ続けていましたけど、あれは性分としてやらざるを得ないのでしょうね。

 そういう芸風というか、生き様なので。ただ、そこを間違えて汲み取って、今後、同じようなことをするやつが出てくると、そこは冷めちゃうよ、というのはありますよね。

美川憲一さんご本人と会ってサソリを食べた

――最終決戦に残れず、少なからず悔しさもありましたか。

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